第15部分 スクールライフ
4/16:誤字の訂正や一部を変更しました。
8月10日:仕様の変更を行いました。読みやすくなったと思ってもらえたら嬉しいです。
2020年3月3日: 改3型に変更し終わったことを報告させていただきます。
今日は女の子の日ですね。
妹がいるので、今日の夕飯はちらし寿司でした!美味しかったです!
2020年3月21日:改4型に変更し終えたことを報告させていただきます!
昨日エルヤーと作ったハンバーグ、美味しかった。
可能ならば僕の部屋にも台所が欲しいくらいだ。
[実際は不可能に近いけどね。]
ここは日本と違って市場みたいなのが無いから、探して食材を買ったりしなきゃいけないから食べたいと思った料理を作るまでが大変だよな....
地球にいる時にいっぱい料理を作ってレシピを覚えておいていてよかった。
こんな形で役に立つとは思わなかったからね。
あと....自動車、最低でも自転車がないのが痛い。
この街には、移動手段として馬車はあるけど乗り心地が酷すぎる。
だから、もう一度乗ってどこかへ行こうとはあまり思はないよ。
乗り心地がよければ、まだこの辺境の街グラーレンを見て回ろうと思うのになぁ....
ダッチと共に初めて馬車にのって生活保護ギルドに行った時。
今までにないくらい車酔いならぬ馬車酔いになってしまった。
しかも、道に落ちていたゴミに乗り上げてしまって揺れた時がお尻が痛くてつらい。
だから、硬い木の椅子じゃなくてクッションを乗せた椅子に憧れた。
貴族の馬車は違うんだろうなぁ〜外から見ても高級感が漂っている。
思ったのだが、木の椅子じゃなくて畳だったらまだ耐えられないこともなかったかも....
ダッチは上着みたいな服ををクッションがわりにしていて賢いと思ったよ。
「そういえば、今はいったい何時だったっけ?」
[そろそろ行かないとな。]
生活保護ギルド内の憩いの広場にある大時計は9:40をさしていた。
ー・ー・ー
ハルの教室ではアリッサムの授業が始まった。
「ベルシア語を今日も頑張って覚えていきましょうね」
《は〜い!》
「ちなみになんだけど、各国と語言はかなり似ているんですよ?なぜかと....」
「アリッサム先生!質問していいですか?」
「別にいいわよシーリンくん」
[話している途中だけれど、シーリンの質問だからいっか。]
「何で似ているんですか?」
「始まりが同じだからですよ」
「始まり?」
「そう。各国の語言は、すべてパルメキア帝国から始まったの」
「パルメキア帝国?」
「そうよ、図書館に行ったら詳しいことが載っているはずよ」
「わかった、行ってみるよ!」
「さぁ、皆さん!雑談はこれくらいにして、やっていくよ!」
《は〜い》
昔、4つの国の王が決めたことと古文書に記されている。また、似ている理由としてはじめに挙げられるのは始まりが同じものだったからということもある。
また、ベルシア語と名がついているが、難しい、書きにくい言葉を少しだけ書きやすく改めたものをベルシア語としてサルベルシア女王国が使っているのだ。
「先生ーっ!私は、難しすぎてわかんなーい」
「その言葉は、5級生で詳しく教えてくれるからまだ理解できなくてもいいのよ」
「そうなの?」
「ええ、だから焦らなくていいのよ?」
この語を完璧にできるようになったら、他の国に行っても苦労しにくい。
なぜなら、ほとんど似ているので場所が変わったとしても伝わる。
「はーい!」
「いいお返事ね」
「うん!....先生、じゃあ何でハルくんは理解できるの?」
「特殊だからよ....」
[不思議な子なのよね....既に難しいものまで習得しているのが凄い。農村は識字率が低いのに....]
「僕のことですか?」
「気にしなくてもいいわよ」
「そうなんですか?」
「ええ、この授業がつまらないでしょうが頑張って最後までやってちょうだい?」
「わかりました」
[つまらないと思っていたことがバレてた....もしやっ!先生は読心術でもあるのか!?]
ー・ー・ー
昨日は、1〜2時間目にギラン先生がダンジョンについて話してくれてとてもわくわくしたのを覚えている。
「今日は冒険者になったら誰もが行くであろうダンジョンについて教えよう!」
「....?」
[ダンジョン?なんだそれ?冒険者にとっていいところなのかな?]
《はいっ!》
「いい返事だな!じゃあ、シーリンっ!ダンジョンについて知っていることなんでもいいから言ってみろ!」
「はい!魔物が住んでいて、上の階層に行くごとに難易度が上がっていきます」
「シーリン、その通りだ!」
「....」
[ふ〜ん....地球にはそんなところはなかったな。どんなところだろう?]
「俺は、31層までしか言ったことがないけど、ダンジョンは素晴らしいところだぞ」
《お〜》
「しかも、驚くべきことに、地下にいるはずなのにな、明るくて、川、風まであってまるで外にいるような所なんだ」
今のところ、最下層って言われているのは36層となる。以前までは最下層はおそらく35層までだろうと言われていた。
だが、最近になって『36層が見つかった』と冒険者ギルドが正式に発表したのだ。
「凄いですね!」
「そうだな。もし、冒険者になるんだったらきっとそこには行くだろう」
「ですね〜」
「おもしろい所だぞ?でも、忘れてはいけないのが命がけでだってことだ」
好奇心をくすぐられるところだが、死と隣り合わせであることを忘れては行けない。
ポーション、現在判明している構造図などと言った必需品をしっかりと前もって準備をしてから行かないと命を落としかねない。
だから、1層だって舐めてかかったら死んでもおかしくない。実際に死亡例があるので冒険者ギルドが注意を呼びかけている。
「それを証明してくれるのがこの傷だ」
「いっ、痛くないんですか?」
「さすがにもう痛くないよ。この傷を負った時は気を失ったがな」
[この傷が今や懐かしいと思えるのが不思議だな....]
「マジか....」
「痛そう....」
「わかったか?ダンジョンは決して油断はしてはいけない。わかったか?」
追記だが、彼の古傷は、ギランが6級冒険者だった時の物になる。
普通なら、1層にいるはずのない鉄蛇がいて、その時組んでいたパーティだなんとか倒せた。だが、その時に負ってしまった傷がいまでも残っている。
《はいっ!》
ー・ー・ー
昨日の1、2時間目はとてもためになる話だったけど....今日は知っていることだからなぁ。
はっきり言おう、暇だ。
おとといの授業もまた興味深かったからまだ覚えている。
1限目から2限目までは日本で言うところの国語みたいな授業を受けた。
だが、グワッハさんからもらった知識で既に習得してしまっていたので復讐をやらされているような感じだと思った。
最初の方はちゃんと聞いていたからね....本当だよ?
最初はアリッサム先生からの評価としてはよかったかもしれない。けれども、ここ最近は、ほとんど他のことを考えたりして、外を見ていたりするから目をつけられてしまった。
だから、1日の最後の授業が終わった時に木板にアリッサムの名前を見つけてしまった日は憂鬱になってしまうよ。
3時間目から4時間目は今一番ためになる授業をしてくれるギラン先生の授業だった。
昨日は、木剣での武術の練習だった。
魔法を教えてくれるエルクレア先生の授業も気になったけど、その日はギラン先生の授業を受けた。
ちょっと強くなったかな?って思ったけどギランさんは初めて僕と会った時負けそうになったのが悔しかったのか、あの時よりも強くなっていて勝てなかった。
でも、僕が魔法を使ったら勝てそうだったのは、内緒の話。木刀があったら、良い練習ができるだろうけどここにはなかった。
だから、今度ザードさんかトラムさんに作ってもらおうとその時考えて1日後に行ったら1時間ほどでトラムさんがいいヤマモルの木材が手に入ったからと言って 早速作ってくれた。
ヤマモルはなんかヤマモモに発音が似ていてどんな実がなるのかと聞いたら、マウンチェって言うサクランボに酷似した物を5個くれた。
ここに来て、生の果物は初めてだったからおいしかった。味はちょうど食べ頃の赤く熟れたサクランボそのものだった。
おじいちゃん家の畑に大きなサクランボの木があって....といろんな懐かしいことを思い出せたからよかった。
なんでトラムさんがもっているのかって聞いたらダンジョンの20層に森林があってそこになっていたのをもらったそうだ。
確かこんな会話をしたっけ?
ー・ー・ー
「トラムさんお久しぶりです」
「ハルじゃないか、久しぶりだな。どうだ刀っていう武器の調子は?」
「トラムさんの作ってくれた武器はとても使いやすいです」
「ザードちょっと店番頼む」
「え〜....わかったよ....なるべく早くしてくれよ」
「わかったよ。で、今日はどうしたんだ?」
「授業で使える木刀が欲しいんだ。木剣しかないから木の刀が欲しいんですができますか?」
「それは、ザードの方がうまくやってくれるかもしれないな。ザードっ!」
「なんだよ。今忙しいのに....」
「これは、お前の仕事だからハルを頼む。俺が店番するからハルをよろしく頼むよ」
「....わかったよ。何をすればいいのかい?」
「すみません。忙しいのに」
「別に言っているほど忙しくないからいいよ」
[大袈裟に言わないとトラムには伝わらないからな。]
「え〜っと....木刀を作ればいいのか?」
「お願いします。こういった形にしてくれませんか?」
「この形なら簡単そうだな、これならちょっとだけでできるからちょっと待っとれよ!」
「そうなんですか?」
「ああ、一瞬で仕上げることが可能だぜ。あっ、そうだ。材料はやっぱり王道のヤマモルの木でいいか?」
「ヤマモルの木?」
「なんだ、ヤマモルの木も知らないのか?」
「知識がなにぶん疎くて....」
「ヤマモルっていう木があってそれが練習用の剣とかを作るのにいい材なんだよ」
[秋には、甘酸っぱい実がなって美味しいんだよなぁ〜]
「じゃあ、それでお願いします!」
「了解っ!」
ー・ー・ー
「ハル、これやるよ」
そう言って渡して来たのは赤くてツヤツヤした果実を渡してきた。
「....これは一体?」
「そんなに警戒しなくてもいいだろ?さっき言っていたヤマモルの実だよ」
「これがさっき言っていたヤマモルの実ですか〜」
[まるでさくらんぼみたいだなぁ〜]
「食ってみるか?」
「いいんですか?」
「ああ、そのために持って来たんだよ」
「ありがとうございます」
そう言って、赤く熟れたヤマモルを5つくれた。
「これは、一瞬で食べ終わると思うが、30分ほど待っていてくれ」
「わかりました」
ヤマモルは、食べてみたら中央には種があり、さくらんぼそのものであった。
甘酸っぱくて、5個なんてあっという間に完食した。
その後は、店などを見て30分弱を過ごした。
ー・ー・ー
そしておよそ30分後〜
「ハル、言っていたやつが出来たぞ〜」
[我ながら上出来!]
「いい出来です。ありがとうございます!お値段は、いくらくらいですか?」
「特注だから銀貨1枚でどうだ?」
(日本円で2万円程)
[ちょっと高いかな?価格って決めにくいんですよね....]
「じゃあそれで」
「まいどありっ!」
ー・ー・ー
「こんな感じだったか....」
[今日の3、4時間目で使うから楽しみだな。]
「なにがこんな感じだったんですか?....ハルくん?」
目の前にはエルクレア先生が怒った顔で立っていた。
「あっ....」
「はぁ....授業がつまらないのはわかりますがそれでも受けてください!」
「はい....」
ー・ー・ー
その頃〜
アレーク王国の一室では....
「ザブロライト陛下、火薬の材料となる硝石の有力な鉱床が発見されました」
「また、火山地帯からは良質な硫黄も生産可能になっています」
「そうかっ!さっそく開発に着手せよ」
《ははっ!》
ー・ー・ー
アレーク王国にて〜
**武器開発技術科幹部署にて〜
「これが、最近開発した銃というものです」
「なかなか良い出来だな」
「陛下が最近注目されておられる火薬を使った武器であります。殺傷能力は非常に高いです」
「実用化、大量生産の目処は立っているのか?」
「流れ作業にしたら難しくはないかもしれません。しかしながら、金属加工になりますので、生産者の健康が一番大事になってくると思います。」
「金属粉は人体には良くないからな....」
「ごもっともです」
「それを注意した上で量産をせよ。そなたの働きに期待する!」
「必ずや、陛下の意のままに!」
ー・ー・ー
アルビン帝国では〜
「アレーク王国の軍部が活発化してきております」
「厄介なことだ....」
「そうですね....」
「そうなれば、こちらも一応は予算を考えながら、前向きに準備を進めるようにしたほうが良いかもしれませんな」
「起こってからでは遅い、か....国家予算に支障をきたさないくらいの規模で軍拡するように」
「承知いたしました」
「あと、ガルバキア帝国とは一時休戦を持ちかけるように」
「それは....かなり難しいのではないでしょうか....?お互いにかなりの被害が及んでいるので」
[かなりの人的資源を投資してもなお決着がつかない状態が続き引きたくても引けない状況にあるということを理解しているのか?....まぁいいか。]
「できる限りを頼む」
「....私では、無理かもしれませんよ?」
「やるだけ尽くすのだ。無理だったら、無理だったで対策をすれば良い」
「善処します」
[皇帝に頼むと言われたら、やれと言われているようなものだからなぁ....胃が痛い。]
「この話は他言無用で頼む。あと、馬車は早速手配しておこう。」
「....かしこまりました。」
「うむ。健闘を祈る。」
[無理難題だが私は其方を信頼しているぞ....]




