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異世界は生きている  作者: 宮原 匠
第1章 驚異的な適応能力
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第13部分 火薬発明と復活まで〜

2019年4月10日~2020年3月15日

:一部の変更と、短かったため文章を追加。誤字の訂正をさせてもらいました。

500年前、冬が近づきつつある西の国にて~


 おもしろい鉱物があるな。硫黄と混ぜたら不思議な反応をする。非常に不安定だが...うわ!

な、何が起こった⁉︎私の研究室が....壊れた?

ごほっ!ごほっ....

 いっ、いったいどのようにして....?

不思議な鉱物と硫黄を混ぜたら不思議な燃え方をしたなことまでは覚えている。

だが....確か硫黄を混ぜたことがいけなかったのか?

 硫黄とあの鉱物を混ぜるとこのような反応が起きるのだろうか?

残っているやつで試してみるか....


ー・ー・ー


「おかしいな....」


 さっきと同じ条件にしたはずなんだが....

待てよ、火がついたことがいけなかったのか?

ちょっと離れたところからやろう。


「....なるほど」

 そういうことだったか。面白いなぁ。

最後の研究はこれを中心にしていくか....

 しかし、俺の研究室を綺麗に吹き飛ばしたなぁ。

テント張ってとりあえず今日は寝るよしよう。


ー・ー・ー


次の日〜


 試料、資料室を最近作った地下室に移しておいて正解だった。ちょっとだめになってしまった研究資料もあるけど大体が無事で良かった。


まず1:1:1でやってみよう。

量を計るのがめんどくさいな....そうだ!全て粉末状にしてはかったら楽になるかも!


よし!その割合で混ぜたものができた。


「外で実験をするか!」


火球ファイヤーボール


 う〜む....こんだけの威力だとこの家を壊すまでの力は出ないな。

だいぶ威力が弱いな....1:1:1はバツっと....


ー・ー・ー


 じゃあ、次は1:1:2でやってみるか。

1:1:2の配合完了っと。

外に出るの面倒だけどしょうがないよな〜


火球ファイヤーボール


「う〜む.... 似たような結果だな....これも駄目か〜」

 そういえば、今日に食料と酒が尽きてしまった。村へ買い出しに行かなきゃならないのか....

そこまでいくのは大変だよ。

 でも、明日からの食べるものも無くなってしまったから行くしかないか。

そうと決まったら!身支度しようかな。


ー・ー・ー


約20分後〜


「こんなもんかな?」



さすがにさっきの格好で行くのはやばいよな?



[顔は真っ黒で服は昨日の爆発でぼろぼろは見ていて嫌ですよね?]



飛翔板フライボード


「おっとっと!危ぶない危ない。」


 そういえば最近は、自分の研究所にこもってばっかりだったから最近使っていないせいか制御が難しい。

ここら辺を、ふらふらしてから村へ行くとしようかな。


ー・ー・ー


しかし、寒いな....厚着にして行こうかな。


ー・ー・ー


村にて〜


[....やっぱり警備員に止められたか。]


これは、いつものことだからなんだか慣れてしまったよ。


「お前はいったいどこから来たのか?」


「ちょっと説明しにくいですね。」

[研究室の場所は明かしたくないからな。]


「そうか....じゃあ、お前はこの村に知り合いがいたりするか?」


「いますよ。」


「なんだ、それなら話が早いな。」


「それはよかったです。」

[いつもと変わらないな....]


「呼んでくるからどこにいるんだ?」

[さすがに危なくない人と確認ができるまでこの村に入れるつもりはなおさらない。万が一、悪人だったら面倒だからな....]


「確か、1−5番地だったはずだ。」


「わかった。あと名前だけ聞いておこう。」


「グワーンだよ。」


「どこかで聞いたことがあるような....」

[その名前は多いから思い出せないよ....すまないな。]


「じゃあ、バルム・デルニース・グワーンといったらいいかな?」


「あっ、あの大魔法使いのババ、、バルム・デルニース・グワーン様ですかっ!?」

[どこかで見たと思ったら、高位な魔法使いに認められた人物集に載った人物だったか!]


「そうだよ。」

[私も有名になったものだなぁ....]


「ちょ、ちょっと待っててください。」


ー・ー・ー


「とりあえず、知り合いのお店だけ聞いてもいいですか?本人確認がしたいので。」


「いいよ。もう一度言うが、確か1−5番地にある店の店長をやっている人だ。」


「店長ですか....」

[めんどくさいなぁ....偉い人のために頑張るしかないか。よりによって俺の日にくるとはな....運が無いなぁ....]


「ああ、今もやっているはずだ。」


「わかりました。ちょっと待っててください!」


ー・ー・ー


「おっ、お待たせしました。」


「久しぶりだなグワーン。」


「久しぶりだなソニック。」


「お前、また止められたのかよ。」


「すまないね。どうしても怪しいと思われてしまうみたいなんだ。」


「こちらの確認も取れたので、サレムへ入村してもいいですよ。」


「ありがとう。」


「いえ、こちらこそ止めてしまい無駄な時間を過ごさせてしまい申し訳ありません。」


「構わんよ、私も慣れてしまったからな。」


「そっ、そうなんですか....」


ー・ー・ー・ー


「まだここは村って名前が最後につくんだな。」


「この村の貴族が、村っていうものにこだわるんですよ。」


「昔からの呼び名でみんなは、その呼び方に慣れてしまっているからね。


「そうなのか....」


「私から見れば、もう立派な町ですよね。」


「ああ、街と言ってもいいだろうよ。」


「昔より町の大きさの規模がかなり大きくなりました。」


「そうだなぁ....」


「グワーン私は思うんだが、もっと服のセンスを良くしてくれないか?」


「えっ!?俺って服のセンスが悪いの?」


「悪いどころか酷いぞ。」


「今の言葉は刺さったぞ。」


「....もっとましな格好をできないのか?」



見るに耐えない格好をしたグワーン。

 本人は選んだつもりだろうが、服はかなり汚れているのだ。

実験に使う薬品の匂いも染み付いている。



「俺はこれでいいと思っているんだ。」


「その格好だと、さっきの場所で止められるのは無理もないよ。」


「そうかなぁ。」

[昔からファッションのセンスは壊滅的だったからな....]


「昨日の夕方から今日の昼までにかけて大きな音がお前の研究室方面から聞こえたけど何やってんだ?」


「え....」

[ここにまで聞こえていたのか?]


「ものすごい轟音でここまではっきりと聞こえたぞ?」


「そんなに轟いていたのか。」


「その轟音が、聞こえたのはまだみんなが、起きている時間帯だったから良かった。」

[寝ているときに、あんな音がなったらたまったもんじゃない。]


「でも、もっと静かにしてほしい。これ以上やるとさすがにに苦情が出ることになるぞ。」


「そ、それは嫌だな....」


「あと、あの音で助けを求めているのかと心配したんだぞ?」


「心配は無用だ。」


「まあ、元気にしているようだからよかったよ。」


「心配してくれてありがとな。」


「おう!でも.....なんであれほどの轟音がなったのかい?」


「ちょっと実験に失敗してね。」


 そんなに轟いていたのか。これからはもっと気をつけないといけないな....

それよりも、もっと山奥でするべきなのかなぁ....

 あれ以上山奥まで行ってしまうと魔獣が出てくるから嫌なのだ。

対処が大変になってくる。

 でも、この村にはお世話になっているから迷惑はかけたくない。

だから、もっと山奥に研究室を移動させることを検討した方がいいのかもしれないな。


「そうなのか....」


「....」


「グワーン?おーい....聞こえてますか〜」


「あっ、ああ....ちょっと考え事をしていたんだ。」


「寝ていないならちゃんと寝るんだぞ?」


「ありがとう。」


「今日はどうしたんだ?」


「いつものを頼むよ。」


「今は物価が高騰中だから物資が高めだから覚悟しとけよ?」


「何故だ?」

[今年の夏は、夏とは思えないほど涼しかったから作物が不作なのか?]


「グワーンなら見当がつくんじゃないか?」


「夏が、かなり涼しかったからかな?」


「正解だ。」


「やっぱりか、過ごしよすくてよかったが結局は何かしらの形で帰ってくるからな....」


「だな。」

[今年は赤字にならないように気をつけないとな。]


「いつもの量は確保してある。だから、すぐにでも受け取ることができるけどな。」


「本当か!?助かるよ!」


「でも、値段は例年よりも高くついたのか....それは困ったな....」


「払えないのか?」


「所持金があまりないから、組合でお金を下ろしてくる。だから、先に店に戻ってきてくれ。」


「了解。だいたい、どれくらいで来れるかい?」


「だいたい、1時間くらいしたらいけるかな。」


「わかった。じゃあ、また1時間後な。」


「うむ。」


ー・ー・ー・ー


サレム村の組合の受付にて〜



「羨ましいですね〜私もそれくらい稼いでみたいですよ。」


「そうですか....あまり私の口からは、説明ができませんけどね。」


「気をつけてくださいね。こんだけお金を持ってたら狙われちゃいますよ。」


「そうだな、気をつけるよ。」

[もし来たとしても、私の自慢の魔法でねじ伏せてやるな。]


ー・ー・ー


ソニックの店にて〜


「ほんとに値段が高いな。さっきの引き出したお金でちょうどくらいだよ。多めに引き出してきておいて良かった。」


「だから言っただろ?これでも安い方だよ。こっちはぎりぎりの生活を強いられてるよ....」



 商売は難しい。お客の需要と、供給にかかる価格設定。

品物の値段は高すぎると客は来ないので売れ残ってしまい、廃棄するものが増えてしまう。

だが、安くしすぎると儲けが出ない。客は来るのだが....



「そうか....苦労してるんだな。」


「毎日毎日大変だよ。」


「助かってるよ。お前の仕入れた白パンとか美味しいからな。」


「それは良かったよ。じゃあ、気をつけて帰れよ!」


「ああ、ありがとう。」


ー・ー・ー・ー


ある日〜



配合をちょっと変えるだけでこれほど威力が変化するとは....!

不思議なものだ....



421年前〜


「ついにっ!ついに完成だ!」


これで戦場が変わる。一番威力のある黒色火薬の完成だ!あとは実用化をはかるだけだ。一番4:3:2がいいとは!



5年後〜



 うーむ....この煙の量をどうにかして減らしたいが、難しいな....これが最適か?

ある技術者の目の前にあるのは、木箱に詰めた黒色火薬だった。名づけて爆薬箱だな。

これを国境のすぐそばに埋めて起爆させたらたら....国境の線が一瞬で吹き飛ぶな....

 これを世の中に出したら、人間との戦争が激化しそうだから封印しておこう。

でも、この研究結果を残さずに逝ってしまうのは嫌だから残しておこうかな。

 面白い研究ができたことが満足だ。これが戦争に使われたら恐ろしいが、できたら平和に使ってほしいな....この人生、とても楽しかった....


「我の人生悔いなし....」

[思い残すことといえば、よく理解してくれる妻が欲しかった....こんな事を最期に考える自分が情けないかもな。]


ー・ー・ー


のちにグワーンの選択が、世界を平穏から動乱の時代へと向かわせてしまうこととなる.....



100年前、ある古い家跡から多数の研究資料が発見された。


「これは....早速陛下に見せなければ!」


「宰相っ!どうかされたのですか?」


「これを武器に使用したら戦争を有利に進めることが出来るのだっ!」


「?」


「とにかく、私について来いっ!」


「はっ、はいっ!」


ー・ー・ー


「この火薬というものを早急に復元せよ!」


「陛下の意のままに....」

[火薬というものの復活は私も楽しみだ。]



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