第111部分 ターイン法
ターイン法は実在しません。(ローマ工法がモデル)
あああ....[よかった、まだ崩れてこない。]
っ![無事だった....]
まずは一本目の柱を取り外せましたね。
支保工を外して一瞬ダメかと思ったが、崩れてこなくて本当に良かった。
そうですね。
じゃあ2本目を切っていきましょうか。
そうだな。
ー・ー・ー
ガリガリガリッ!
じゃあまたハンマーでこの柱を飛ばすから離れていてくれ。
わかりました。
ごん....
おかしいな。1本目のように軽くいかないな。
どうかしましたか〜
いや、大丈夫だ。[もう1回たたいてみるか。]
ごーんっ!
ひっ![やばい....いや、まずいぞ!]
あぁぁぁっ!
カランカラン....ガラガラガラッ!!!
だっ、大丈夫ですか?大丈夫なら返事をしてくださいっ!
ー・ー・ー
この1杯で最後くらいか?
押し固めたらどうせ沈むんですからちょっと多いくらいでいいと思うんですけどね。
押し固めなきゃいけないから確かにそうかもしれませんね。じゃあまだまだ入れなきゃダメですね。
そうだな。足りないからもっとくれっ!
わかった〜
上げていいか?
いいぞ〜
ライスロさん下にいないでちょっと見にきてくれませんか?
もう終わりそうか?
見たほうが早いんできてくださいよ。
そうですよ。
わかったよ。
ー・ー・ー
ああ、もうこれぐらいでいいと思うぞ。
よ〜し!じゃあ下にいるやつも登ってきてくれ。皆で踏んで押し固めるぞ。
俺が1番目だっ!
ズボッ!
うわぁっ!
結構沈みますね〜
埃が立つから飛び込むなよ。
ごめん....でも誰か助けてよ。引っかかって抜けないんだよぉっ!
遠くから見たら人が釘みたいに見えているはずだな。
確かに釘が刺さっているように見えそうだな。
釘というよりは杭じゃないか?
確かに釘としては太すぎるもんな。
そんなこと言っていないで助けてよっ!
自業自得だろ?
反省しましたからぁぁぁっ!
誰か助けてやれよ。
助けようとはしているんですけど、なかなかうまく挟まっていて抜けないんですよね。
じゃあ、お前らも手伝ってやれよ。
わかりましたよ。
お前....もっと痩せろよ。
はい....もう痩せます。
せ〜のっ!
おお〜抜けた。
助かった....
煉瓦は歪んでいないか?
....大丈夫そうですよ。
俺のことは心配してくれないんですね。
見た感じ大丈夫そうだしな。
そうだな。
みなさんひどいですよ。
思ってた以上に沈みましたね。
そうだな。これならもっと土砂お入れたほうが良さそうだな。
ー・ー・ー
じゃあ、気を取り直して踏み固めて行きましょうか。
〔おお〜〕
だいぶ固まってきた?
いや、まだおもいっきり踏んだら沈むからまだ踏み固めたほうがいいかもな。
そうですね....
端っこの方が、まだ踏み固めが甘いから重点的に踏み固めろよ〜
了解です〜
確かに端っこはまだ柔らかいな。
そうだな。
ー・ー・ー
ここだ、ここに埋まっているから引っ張ってくれ。
よかった無事で....
死ぬかと思ったよ。いててて....やっぱりここを強く打ったな。
擦りむいているじゃないですか!
ちょっと洗ってくるよ。
早くそうしたほうがいいですよ。
じゃあ、外した支保工をどかして置いてくれるか?戻ったら私も手伝うから。
わかりました、外した支保工はあの馬車に積んどけばいいですかね?
う〜ん....確かに、君の言う通り馬車に積んでいったほうがいいかもしれないな。
わかりました。
じゃあよろしく頼む。
ー・ー・ー
うん、もういい感じだな。じゃあ次は砂利を敷き詰めていくぞ。
了解です。
でも、もう昼だから昼食を食い終わってからにしようか。
そうですね。
お前にちょっと頼みごとをしてもいいか?
何でしょうか?[何か重大な役目かな?そうだったらいいなぁ〜]
モルタルを作っているところに昼から大量に使うはずだから作り始めておいてくれと伝えておいてくれ。
わかりました。
すまんな。助かるよ。
別に構いませんよ。[それなりに重要なことだな、やったっ!]
ー・ー・ー
早かったですね。
これだと今日の沐浴は怪我にしみそうだな。
うわぁ....痛そうですね。
命あっただけいいよ。
そうですね。
それにしても、ターイン法の中心であるアーチは見事なものだな。
最初は、作っていてこんなつくりだったら下から支保工で支えていない限り形を保つのは無理じゃないかと思ったが....できるものだな。
まるで芸術作品のようですね。
どのような力が働いているんでしょうね?
ターインさんは、これを発見したなんて凄いですね。
本当にその通りだよ。
ただ、使い終わった支保工を外す時が大変だな。
高い部分での作業だと危ないですね。
昼食を食べ終えたら、次のアーチの部分の支保工を外しに行くか。
そうですね。よかったら昼をご一緒しませんか?
いいな。どこかいい店をしているか?
私よりもあなたの方が、いい店を知っているんじゃありませんか?
そんなことはないと思うぞ?
う〜ん....そうですね、この近くのいい店でしたらフラン亭ではどうですかね?
おお、君もフラン亭を知っているのか?
バリエルさんも知っているんですか?
そりゃぁ〜知る人ぞ知る名店じゃないか。君も見かけによらずグルメなんだな。
独身ですからね、使うお金も自由でいいですよ。
だが、家族もいいものだぞ?
そうですね〜ちょっと羨ましいですね。
じゃあ今日の昼食はフラン亭で食べるとしようか。[ちょっとなのか....]
そうしましょう。[そろそろ結婚したいなぁ....]
ー・ー・ー
じゃあ、モルタルコンクリートを流し込んで行ってくれ。
わかりました。
モルタルはいつ使うんですか?
最初の方に積んだ煉瓦の隙間が空いているところがあったからそこを埋めて行くのに使っていくんだ。
確かに最初の方はまだ慣れていないこともあってか、雑な塗り方の部分もいくつかありましたからね。
コンクリートの流し込みが終わったらそれをして、モルタル塗りが終わったらもう今日は終わりだな。だが、私は残ってもう使わないものとかを片付けに行くから君たちより早くは帰れないだろうな。
もうモルタル塗りを始めていいですか?
赤でばつ印をつけてある付近を重点的に塗って穴を塞いでいってくれ。
わかりました。
気をつけてはいるが、落下物には十分気をつけてくれよ?
忠告ありがとございます。
ー・ー・ー
これを塗ったら、今日はもう帰りか....[コンクリートは乾くのに時間がかかるからコンクリートを使い始めてからは比較的早く帰れる時間が増えたからありがたい。]
お前はそんなに早く帰りたいのか?
べっ、別にいいじゃないか!
そんなに急に声を荒げるなよ。
う....
そっちはもう終わったか?
赤でバツ印をつけてあるところ以外はあまりないんだよね。
さっき俺は印がないところを見つけたぞ。[誰にだって見落としはあるから仕方がないよな。その分俺がカバーしてやればいいってことだしな。]
こっちのアーチはもう支保工が外してあるぞ。
凄いな....[支保工を外しても崩れてこないとは....]
本当だな。
おっ、おい....
ああっ!
ここら辺は....
宿題テスト頑張りますっ!




