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この世界も生きている  作者: 宮ミヤ蝉
第5章 事件発生
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第108部分 完成目前

これからの主流は、ターイン工法になるでしょうね。


出来て間もないが今のところこれといった欠陥はないですからね。


だいぶ出来てきたな。


オーレックじゃないか。来るって言ってあったか?


おかしいな....手紙で伝えておいたはずなのだが、俺の手紙を読んでないのか?


だいぶ前に出し終えているはずなのだが....


最近は、煉瓦を高いところに積み上げる作業が心配だから私も見守っているせいか忙しいんだよね。


しょうがないとはいえ、かなり前に手紙を出しておいたから知ってくれていると思って水路復旧本部へ行ったのにいなかったからがっかりしたぞ?


それはすまなかったよ。今度からは気をつけるから許してくれないかな?


私と違って忙しかったんだからしょうがないとは思う。だが、今度からは気をつけてくれよ?


ありがとう。今日はどうしたんだい?


水路復旧工事の進捗具合を見にきたんだよ。


かなり順調に行っているみたいだが若干予定よりも遅れていないかい?


バレたか....そうなんだよね。


そりゃバレると思うぞ?


なんとか効率をあげてもらって今はこんな状態なんだよ。


煉瓦の大きさが途中から変わっているのは何故なんだ?当初の予定であれば、全て下の方に使われている規格よりも大きい煉瓦で作る予定だったと思うのだが....


耐久年数を増やすために丈夫になる材料を入れたので想定していた重さを大幅に超えてしまったんだよ。


そのせいでいまの作りになることになってしまったんだよ。


実際にどれぐらい重いのかを持ってみるかい?


あるのかい?


ああ、ちょっとだけ余ってしまった煉瓦があるからね。


発注ミスでもしたのか?


当初の予定の量のまま作ったから余ってしまったんだよね。


誰かが、この重さに不満を言ったのか?


これがその問題の煉瓦だよ。オーレック持ってみなよ。間違っても無理してぎっくり腰にはなるなよ?


それほど重いのか?


持ってみたらわかることだ。


....本当に重たいな。こんだけ重たかったらそりゃ不満も出るだろうな。


オーレックまでそう言うのか....やはり大きくしすぎたのかなぁ?


だが、煉瓦が大きい分耐久年数は増えたんだろ?なら、そんなに気にしないでいいんじゃないか?


そう言ってくれると嬉しいよ。


そうか....ところで、あの馬車の事故以外で大きな事故はなかったのか?


あれが一番の大事故だろうね。


あれから、事故防止に徹底しているんだな。


遺族に払う金額は大変な量だからね。


お前にとっては、全然大した金額じゃないんじゃないか?


それはそうかもしれないが、手続きがめんどくさいから本当に勘弁してほしいよ。


ただでさえ、毎日の復旧工事で疲れているもんな。


本当にそうだよ。


ところでアーチの部分は、もう通れるのか?


ああ、通ろうと思えば通れるが安全上のため今はまだ無理だな。


そうか....だが、ターイン法であれば前ここに立っていた用水路が倒壊する原因となったトンネルを掘る必要もないからいいな。


地盤も強固なものだからな。


地面にも工夫をしてあるのかい?


コンクリートの上に立っているから長い年月の間使えるだろうな。


しかし、アーチの下は人が通れるようにするんだよな?そこのところの強度は大丈夫なのか?


ちゃんと考えてあるよ。そこの部分だけ普通のところよりもさらに掘り下げてコンクリートの層を厚くしてあるよ。


ちゃんと対策はしてあるんだな。


しないとでも思ったのか?[あの時気がついて本当に良かった....]


いや、一応聞いておいただけだよ。


あとは、水が流れるところにコンクリートを塗って煉瓦が水に触れないようにするんだ。


弱いのか?


弱くはないが、一応やるって感じだよ。


曖昧だな。


そうかもな。


昼前までは何やってたんだ?


ハルって子について調べていたんだよ。


お前のところに新しく入ってきた子か?


そうだよ。だが、どこからきたのかが全く書かれていなかったんだよ。


スパイか?[独自に調べてみたが結果は白だったからなぁ....オーレックも調べていたんだな。]


そうでもないみたいだから安心したかな。


ハルって子は今まで見たこともない武器を使っているやつか?


っ!?どうしてそれをお前が知っているんだ?


期待の新人だからだよ。


やらないぞ。


奪わないって!安心しろ。だがもしもだぞ?もしも冒険者になりたいと思ってくれているのなら、それなりの対応はさせてもらう。[もう、それなりの待遇はしているんだけどね....できれば冒険者になってほしいものだなぁ....]


ハルは、パルメキア古代文献の解読もできるからな。


それは本当なのか?[オーレックが本当のことを言っているならば、闇ギルドで厳重に保管してある資料のうちの中に古代兵器の文献があったはずだ、となると....]


まだ、お前以外の誰にも話していないことだからな。だからこそ、くれぐれも広めるようなことはしないでくれよ?


古くからの親友だろ?信じてくれよ。


約束だぞ?くれぐれも政治目的などに使用しないでくれよ?


わかっているよ。オーレックは昔から心配性だけは変わらないよな。


だいぶマシにはなっただろう?


そうだけどさ。


グラインさん、そろそろ作業員たちが帰る時間です。


もうそんな時間か....


そこで、今日の分の給料を渡してこちらで返しておきましょうか?


頼めるか?


わかりました。


助かるよ。


たまにはグラインさんもゆっくりしてくださいね。


いいやつだな。


本当にそうだよ。


ありがたき言葉です。


ー・ー・ー


じゃあ私もそろそろ時間だからもう帰らせてもらうよ。


そうか....もっとゆっくりしていってももいいと思うのだがな。


家族が待ってくれているからね。


きょうは、オーレックとたくさん話せてよかったよ。


こちらこそだよ。楽しいひと時だったよ。


そう言ってもらえて嬉しいよ。


じゃあ開通式には出席させてもらうよ。


わかった。ちゃんと席を用意しておくよ。


ありがとう。[手紙で伝えてもしかしたら読んでいないかもしれないからな。]


ー・ー・ー


あともう少しで完成か....


長かったですね。


そうだなぁ....


特に大きな事故はあれから起きていないですからね。


唯一の大事故だよな。


明日からも気を引き締めていくとしよう。


油断していると大きな事故に繋がってしまうかもしれませんからね。


明日からも頑張りますよ。


私たちが目を光らせて欠陥工事をさせないようにしていますからね。


増員していただきありがとうございます。


楽になったか?


雲泥の差ですよ。


それは良かった。じゃあまた明日も頼むよ。


はい、お任せください。


了解ですっ!





キャンプは楽しかったですっ!

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