第103.5部分 忘れられた工事
じゃあ早速瓦礫の撤去から始めていくぞ。
よしっ、じゃあやっていきますか!
そうだな。今日は、涼しい方かな?
汗かいてんじゃねえか。手ぬぐいとかで拭いとけよ。
おっ....本当だな。
この瓦礫はどこへ持っていくんだ?
さあな....俺には、そのことはわかんないな。
瓦礫は砕いて、ターイン法に必要なコンクリートの材料の一つになる。
へぇ〜ちゃんと使い道があるんだな。
はじめて知った。詳しいんだなお前。
ありがとう。
おい!お前たちっ!口動かす暇があったら手を動かせ!他んとこに負けてしまうぞ!
「「「はいっ!」」」
喋らずにやるか。
そうだな。
ー・ー・ー
これぐらいかな?
そうじゃないか?これ以上瓦礫を積むと危険だろ。[なんでもほどほどが一番だね。]
じゃあ、持っていってもらえるように言っておくよ。
本当か!助かるよ。
良いってことよ。[言ってくる間に休めるしな。]
ー・ー・ー
じゃあ俺は、細かな破片を集めておくか....
エルハン、お前水分を取らないと倒れてしまうぞ!さっきから水分を取ってないだろ?
おお....バイタルじゃないか。担当している場所はいいのか?
ちょうど今休憩時間だから、エルハンの様子が気になってきたんだ。倒れていなくてよかったよ。
倒れていなくてって....縁起でもないこと言うなよ
....悲しくなるぞ。
ごめんよ。さっきから見てたけど頑張っているね。
そうかな?まぁ....みんなよりもちょっと出だしが、遅れたその分頑張ろうと思ってね。
無理をするなよ?
わかってるよ。
わかってるって....だからと言って倒れたら、さらに遅れるだけだし、周りの人にも迷惑をかけるだろ?
確かにそうかも!
おいおい....ほらっ!これやるよ。
うわぁっ!っと!あっ、危ないじゃないか!
悪い悪い、まあそれでも飲んどけ。差入れだ。
ありがとう....冷たくて美味しいよ。
だろ?ちゃんと水分の補給だけはちゃんとしろよ。
そうだね。気をつけるようにするよ。
あとこの近くにも水を配っているところがあるから、喉が渇いたらすぐそこに行くといい。
お気遣い感謝するよ。
じゃあ俺は持ち場に戻るよ。
またいつか差し入れのお礼をさせてくれ。[もしかしてこれが狙いだったのか?まあ....なんにせよありがたかったからいいか。]
別にいいよ。でもまた飲みには行こうぜ!
そうだな!
ー・ー・ー
エルハ〜ン!これを持っていってもらえるって!
そうか....ドルンガー、水分補給はしているか?
そういやしてないな。水を配っているところがあるって聞いたから場所を知っている人に聞いて水分補給をしてこいよ。
いいのか?
倒れられたらこっちが困るんだよ。
お前はもう行ったのか?いや、バイタルにもらったからいいんだよ。
そうか....じゃああともう少ししたら俺が頼んだのがくるはずだから引き渡しを頼むよ。
わかった。じゃあ早いとこ行っときなよ。
そうだね。ありがとな。
構わないよ。
ー・ー・ー
バイタル、お前さっきまでどこに行ってたんだ?
ちょっとふらっとしてきただけですよ。....わかっていますよ、いなかった分をやれってことでしょ?
よくわかってんじゃねえか。他の場所にも負けないためにも、今日中に大地操作をかけて明日から煉瓦を積んでいくからな。
わかりましたよ。
ならいい。バイタルも戻ってきたからやるぞっ!
おおおおっ!
絶対欠陥工事にしないためにも余裕を持ってやっていくためだ。
バイタル、そのためにも大地操作は念入りに頼むぞ。
わかりましたよ。任せておいてください。[なんで体力のない人もいれて総力戦をするかなぁ....]
じゃあ早速、向こうの瓦礫撤去が終わったところから頼むよ。
わかりました。本当か![体力を使わなくて済む....]
誰か案内してやってくれ!
私が行きます!
じゃあ行ってやってくれ!
はいっ!
ー・ー・ー
ここからあの杭までの区間を大地操作をかけてなだらかにしたらいいんですよね。
ああ....その過程で出た土は押し固めて無駄が出ないようにしてくれ。
ようするに、出た土は押し固めてより強固な基盤になるようにしろってことですか。
そういうことだ。傾斜はつけなくていい。ただ平面になるように善処してくれ。
わかりました。じゃあやるので少し離れてください。
わかった。....ここならいいか?
それぐらい離れていたら問題ないと思います。
わかった。
では....いきます!大地操作![発動自体は簡単だが....ここからが正念場だぞ....!]
おおぉ〜
ー・ー・ー
終わりました....ふぅ〜
お疲れ様。これなら、ウエラーンバスも満足するんじゃないか?
だといいですけど....[成功か....よかった。ミスが無かっただけよかった。]
じゃあ俺は戻っているから休んどけ。疲れただろ?
いいんですか?
ああ、いい仕事を見せてもらったしな。
ありがとうございます。
ついでに、ウエラーンバスにも報告しておくから待っているといい。
助かります。
ー・ー・ー
あのぉ....え〜っとあなたがエルハンさんですよね?
えっ!?うわぁっ!
っ!?[きゅ、急にどうしたんだ!?]
す、すみません。気がついていなかったもんで....
別に構いませんが....これですよね?持ってったらいい瓦礫は。
そうですね。よろしくお願いします。[ドルンガーが言っていたやつか。]
わかりました。これが空の運搬車です。
ありがとうございます。
これを馬に繋ぐのを手伝ってくれませんか?
いいですよ。
ありがとうございます。
ー・ー・ー
助かりました。
いえ、こちらこそ助かりましたよ。
では、引き続き頑張ってくださいね。
お互い頑張りましょう。
ドルンガーのやつ遅いなぁ....どこで道草を食っているのやら。
エルハン、お待たせ!
ちゃんと来てくれたんだな。
ついさっき言ってくれたよ。
そうか....
で....ドルンガー、どこへ行っていたんだ?
ちょっともう一回水を飲みに行っていたんだよ。[バレませんように....]
そうか....じゃあやるぞ!
そうだなっ!
ー・ー・ー
グラインさんここ崩しますか?
う〜む....どうしたものか....
だいぶ前の方で途中になっていた 『修復準備』 の続編です。ちょっとずつ進めていこうと思っています。よろしくお願いいたしますm(_ _)m




