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ホームルーム

 大会が終了した。

試合に勝った俺とケビンが、バイクに乗って引き上げるのを見て席を立った。

少し時間は掛かるが、もう一度ジョンの店に戻って同窓会だ。


 一時間ばかり走ってジョンの店に到着。

もう一組の俺達はプロレスラーの二人と合流してからやって来る手はずになっている。

第二班を待つことなく腹ごしらえ。


 それぞれが自論をぶつけ合いながら、この奇妙な事態を解析しようとしている。

いつもこんな時に議長をしてくれるジェリーが頼もしい。

答えの出るはずも無い会合の秩序をどうにか保ってくれる。


 食事をしながらの込み入った歓談中、バイクの排気音と共にもう一組の俺達が到着した。

試合に出た俺とケビンはレンタカーの都合で遅れてくるらしい。


 振り出しに戻るわけではないが、少し戻ったところからまた不毛な討論が再スタートだ。

今度は議長が二人いるから、まとまりは良いが内容に進展はまったく無い。

担任が急に来れなくなって突然始まったホームルームみたいだ。


 二班目の食事が終わりかける頃に、ようやくメインイベンターが到着した。

ここまで待っていた連中は皆この二人の話が聞きたくて仕方が無い奴ばかりだ。

テーブルに食事を運んだステラもその場で話を聞く体勢だし、厨房からジョンも姿を現した。

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