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新しい客

 店の中ではステラがそばにいたマイクを捕まえて説教を始めた。

「あんたたち 悪ふざけもほどほどにしな なんのつもりさ 仕掛けを教えなさい」

そんなもん誰にも説明できやしない。


そうこうしているうちにかなりの台数のバイクが近づいて来た。

排気音が地響きを立てて押し寄せてくる。

今度は何だ。

これ以上俺たちが増えることが無いようにと切に願う。


 暫くすると地響きは減速を始めた。

どうやらまだ一難去っていないうちにまた一波乱ありそうだ。

この頃になると、その音質やアクセルの開け具合からコピーが増えるわけでは無いのがわかった。

それだけに一まとめで問題に対応できない。


 ジェリーとビリーとジェリーとビリーの会話はまだ始まったばかり。

表の様子を見てみると、俺とビリーが集団に向かって歩いて行く。

服装は違うが自分達を見間違うはずも無い。

それにあれ持ってる服だし。


 向こうからも五人ばかりがこちらに向かってくる。

先ずケビンが声をかけたようだ。

向こうも先頭を歩いていた男がサングラスを外し何か受け答えしている。


 サングラスを外した男が、こちらに向かって何か言った様だ。

俺が振り向いてこちらを見た。

入り口に立って様子を見ていた俺は、生まれて初めて自分と視線を合わせた。

なんともいえない感覚だ。

それは向こうの俺も同じだろう。


 ここまでは揉め事にはならずに話が進んでいるようだ。

俺とケビンが新しい客を連れてこちらに向かって歩いてくる。

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