表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
29/115

ご機嫌いかが

 ぐっすり眠れたおかげなのか、やけにすっきりした目覚めだ。

病室には誰もいないようで、のんびり考える時間がある。

自分がこうなってどれくらいの時間がたったのだろう。


 ぼんやりしていると足音が近づいてきた。

看護師さんが来たようだ。

何の反応も無い俺に向かい「ご機嫌いかが」と声をかけてくれる。

おぉこの声は、一番お気に入りの看護師さんだ。

今日は寝覚めが良いぞ。


 どんな人なんだろう?

本当に眼が覚めた時には「ご機嫌いかが」と聞かれるまで眠ったふりをしておいて、「おはよう」と言って起き上がって驚かしてやろう。

勝手に好きな女優をイメージしたりして楽しんでいる。

これは夢じゃなくて妄想だな。


 脈も体温も正常。

いつもと変わりなく時間だけが過ぎて行く。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ