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墓堀人

 今日も俺はリングの上にいる。しかしいつもと違って相手がまだ姿を見せていない。

会場の雰囲気もここまで二戦と違って、かなり大きくしかも熱気に包まれている。

何かしらとてつもない対戦相手が現れそうな予感で花道を睨みつけていると奴が現れた。


 耳を劈く大音量の鐘の音と共に現れたかと思うと、天井から雷が轟き指先から放たれた稲妻に貫かれた俺は何も出来ないうちにリングに倒れ、棺桶に押し込められて会場を後にすることになった。


 真っ暗な世界がいまだに続いている。

戦うことさえ叶わず、暗く狭い場所で時間だけが流れて行く。

小刻みに揺れ続けているのは棺桶に入ったまま移動しているせいか。

何処に向かっているのか知る由も無いが、辿り着く場所があるとしてそこには光があるのだろうか?


 光も音も感じることが出来ないままにどれくらいの時間が経過したのだろう。

時折止まりながらも小刻みな揺れは終わることなく続いている。


 意識が薄れ始めた・・・

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