冷蔵庫に貼られたメモ
初めまして、天川裕司です。
ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。
また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。
どうぞよろしくお願い致します。
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
お暇な時にでもぜひどうぞ♬
【アメーバブログ】
https://blog.ameba.jp/ucs/top.do
【男山教会ホームページ】
https://otokoyamakyoukai.jimdofree.com/
【YouTube】(不思議のパルプンテ)
https://www.youtube.com/@user-vh3fk4nl7i/videos
【ノート】
https://note.com/unique_panda3782
【カクヨム】
https://kakuyomu.jp/my/works
【YouTubeドラマにつきまして】
無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、
お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。
基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。
創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪
出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬
でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、
どうぞよろしくお願いします(^^♪
タイトル:冷蔵庫に貼られたメモ
「ん?…これなんだろ。私こんなの書いたっけ?」
ある日、部屋の冷蔵庫を見たら
書いた覚えのないメモ書きが貼ってあった。
そのメモの内容は、どうやらレシピ?
「長芋?…納豆…」
なんかよくわからないけど
普段私が作らないようなレシピだ。
ちょっと興味本位で、
そのレシピに書いてある通りに、
料理を作ってやろうと思った。
「えーと、なになに?…まずダシは昆布だしと醤油?」
昆布だしと醤油をそれぞれ少量ずつ。
小さな鍋に水を入れ、
とりあえず出汁を作っておいた。
「次はー、長芋を1センチ角に切る?」
「えー次に、冷凍したオクラを袋ごと叩いて…?ん?…細くする。…なんだろ?w」
「鍋の中に入れてそれらを煮込んで、…あとはレンチンでOK?…ふーん、簡単な料理だねぇ」
書いた覚えのないメモの通りに
料理を作っていった私。
チン〜♪
「ん、できたかな〜」
とりあえず小さな皿に盛って
何かよくわからない料理ができた。
でもまぁそれなりに美味しそうで、
小さな角切りになったオクラや長芋が
こじんまりと入ってる。
「どんな味がするんだろ?」
初めて作った料理ながら、
自分の腕の程が試される。
ちょっとドキドキしたw
と思って食べようとした時、
ふとメモ書きの裏が気になり見てみた。
するとそこに、
『4畳半和室のテーブルに、まずその料理を置くこと』
と書かれてあった。
「……は?」
とりあえず私が今住んでるアパートには
確かに4畳半の和室がある。
でもテーブルは置いてなかったから、
ワザワザ4本足の
小さなテーブルを持って行き
そこに置いて、その上に
料理を置くことにしてみた。
まぁここまで来たら、
メモ書きの通りに徹底してやろう
なんて思ったわけだ。
そして料理を置いた瞬間、
私は後ずさりした。
「きゃっ…!!」
小さなテーブルの上に料理を置いた直後、
その料理の前の空間が
ぼんやり光ったような、
よくわからない夢の様な空間が出来、
その中から人の輪郭が現れた。
その輪郭が段々リアルになっていき、
「あわわわ…」
死人の様な人が現れたのだ。
その人は
右手にぼんやり光る箸を持ちながら、
ポソポソ、今作ったその料理を
ひと破片ずつ拾い上げ食べていった。
そして私の見ている前で、
その料理を食べ終えた後、
ふっといった感じに又消えたのだ。
これは数年前の話で、
未だにこの現象が何だったのか、
よくわからない。
わからないで当たり前だ。
これは霊の類、心霊現象に違いない…
でも友達に聞くと、
「私もそんな経験したことあるよ」
と秘密を打ち明ける様に
言ってくれたことがある。
ある日、いきなり冷蔵庫かどこかに
見知らぬ料理の
メモ書きが貼ってあったら要注意。
そうゆうモノは捨てる事をお勧めする。
私や友達の間では、その料理のことを
「奇妙な誰かが現れる料理のレシピ」
と呼んでいる。
動画はこちら(^^♪
https://www.youtube.com/watch?v=n9F-FvAyh4M
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
お暇な時にでもぜひどうぞ♬