表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
東方訪問記  作者: 明鏡止水
姜芽編
43/64

ファイル NO.2

キャラや場所の設定の詳細解説です。

今回はオリジナルの設定についてがメインです。

·人間

この世界の人間もまた、古来より繁栄してきた種族であり、独自の文化を形成している。

機械や科学がほとんどなく、原始的とも取れる文化に魔法やこの世界固有の生命体の存在が入り混じったその文明は、他の世界にはない極めて独特なものとなっている。


しかし、多様な人外の生物が存在するこの世界では、能力的にも生態系的にも最下層に位置している。

またそれらの人外の存在は総じて凶暴かつ人間を主食とするものが多いため、それらに襲われて命を落とす者が非常に多い。

一部特殊な能力を有する者もおり、それらは人を食らう人外と戦うこともある。



·魔法使い

今回確認された種族の一種。魔女とも。

食事の必要がなく、寿命は人間を上回るという。

肉体に魔力を宿しているのがその理由のようだが、その魔力は生まれつきのものではなく、魔法を学び修行を積んだ人間が昇格する。

ただし誰もがなれるわけではなく、魔法を学んだにも関わらず人間のままの者もいる模様。

数は人間より少ないが、一部の人間などと同様に妖怪と戦う事もあるらしい。



·妖怪

今回確認された種族の一種。

吸血鬼、亡霊など複数の種類が存在し、この世界で種類·数ともに最も多く確認されている種族であり、その正体は恐怖や悩み、不安など人間が抱く「負の感情」が固有の姿と能力、命を持ったものであるとのこと。

そして、その中で強力なものは多くが女の姿をしている。

理由は不明だが、獲物である人間を誘き寄せやすくするための進化の結果である可能性がある。


人間の天敵である一方、妖怪と人間は一種の共存関係にあり、片方が消えればもう片方も消えてしまう。

そのためごく一部の人間や、人間から派生した種族の者が妖怪を殺し、人間を守ると同時に世界のバランスを保っている…という複雑な事情がある。


人間を襲っている様子が目撃されているが、里の中にいるものはこの限りではない。

また、人間が妖怪と結ばれること、或いは妖怪となることは禁忌とされているという。



·蓬莱人

今回確認された種族の一種。

人工的に生成された特殊な成分を摂取した結果、細胞単位で変異した人間と思われる。

総じて非常に長い寿命を持ち、一億年以上生きていると推定される者も確認されている。


月に都なる物を作って生活している。

人間の変異種のようなもので妖怪とは異なる存在であり、基本的には中立だが強いて言うなら人間の味方と思われる。


「月人」という種族の存在も確認されており、これと何らかの関係がある可能性もあるが詳細は不明である。



·吸血鬼

今回確認された種族の一種。妖怪の仲間だが数は少ない。

妖怪ではあるがアンデッドの性質を持ち、再生力が異常なまでに高いため通常の攻撃では殺せない。

ただし日光や不死者特効攻撃の他、冷水にも弱いようだ。

背中にある飛行能力を有する1対の羽根が大きな弱点であり、損傷すると運動機能が大きく損なわれる。

他者を吸血鬼に変える能力があるという噂もあるが、データ不足につき詳細は不明。



·住人たちの正体

姜芽達はこの世界にきてから、多くの者と出会った。

しかし、実はそれらの大半は既にウイルスを投与され、自我を失った「生きた人形」であった。

彼女らは凛央に操られ、一見自然に思える言動を取って2人をたらい回しにし続けていた。しかし、2人が凛央にたどり着く手がかりとなる確かな情報を提供していた者もいた。

わずかに残っていた自我が助けを求めた結果だったのか、はたまた凛央がそうさせたのか。

それを知る者はいない。



·『元人間』の話

凛央と出会い、自身の蓬莱人としての性質を全て差し出し、町の北の通りにある廃屋に人間を拉致する任を背負うかわりに、自身の影を無限に生み出す能力と、超越的な再生力を得た。

そしてその役目はほぼ貫徹したのだが、最後の最後で自身は姜芽達によって倒されてしまい、捕らえた者たちも生き残っていた者は解放されてしまった。


その後、凛央によって蘇生させられた彼女を待っていたのは、計画のメンバーから外すという報告と、生きる目的のないまま孤独に生き続けねばならないという現実だった。

無限の時間を孤独に、退屈に生き続ける事の恐ろしさを知っていた彼女は、これにひどく絶望した。


この上は、せめてあの男達と一緒に死んでやろう。

そう考えた彼女は、以前受け取っていたウイルスを自ら投与した。

そして、あと一歩だった自身の目論見を阻止し、自身の全てをかけた計画の邪魔をした姜芽達への憎しみだけを糧として生きる存在と化したのである。



·凛央の計画

凛央は最終的には全ての住人をC.S.Tの素体にする計画を立てていた。

そしてその邪魔になると思われた者から記憶と能力を奪い、一部の者にはノワールの力を与え、ウイルスを投与し、あえて発症していない状態のまま操った。

これには素体そのままの戦力を目視して確認するのと、ウイルス発症のカギでもある感情の強さを調べる目的があった。

結果的に、そのままではあまり生体兵器としての期待が持てず、少なくとも怒りの感情ではウイルスの発症は不確実だという結論に至った。



·ある化け物の手記

「ついに、この時がきた。

あの方は調査の結果、私を最善の人材であると判断された。

私はもうじき、貧弱な肉体を捨てて生まれ変わるのだ。

そう、永遠を約束された存在に。

どの妖怪にも、どの神にも勝てる、強大な力を持つ存在に…。


あの方は、私が集めたモノの力を私に与えると仰っていた。

私が集めたのは、いずれも強力な妖怪ばかりだ。

奴らの力が、私のものになるなんて…

しかも、そのままあの方にお仕えできるなんて…これ以上の喜びはない。


間もなく、改造が始まるだろう。

もう、今から興奮を抑えられない。


私は、あの方にお仕えしてきて幸せだった。

これからも、それは変わらない。



私は、いかに姿形が変わろうとも、貴女様に忠誠を誓います。 」



·匿名の報告書 一部抜粋

「此度、別界にて旧ミーエ王妃リレイダ(以下凛央と呼称)と遭遇した。

凛央は現地でバイオテロを遂行。使用されたのは新型のウイルスと見られ、現地ではこれまでのものとは異なる変異を遂げたC.S.T及びウイルス感染体を複数確認。

なおこれらは単に新型ウイルスの作用によるものだけでなく、現地住民の多様な種族にも起因しているものとみられる。

全ての原因と見られる新型ウイルスのデータは未入手。

C.S.Tの動画等は現存しないが写真を送付するので、そちらを参照して頂きたい。

なお今回の世界について、詳細な調査はご遠慮願いたい。これは、同界は人間界では著名な作品の世界であると同時に、あくまでも実在しない創作上の世界として扱われ、親しまれている世界であるため。  」



·凛央の手紙

「そちらはどうだ?

私の方は、計画を順調に進めている。

今や、地上のウイルス感染率はほぼ100%。

製品たるC.S.Tの製造·開発も順調だ。

引き込んだノワールの者たちも、いずれ壊滅するだろう。


心配せずとも、お前が使う分の化け物どもは残してある。

前の約束通り、私は「地上」の化け物どもにしか干渉していない。

私はもうじき、データ諸々を回収して撤退する。

ウイルスや一部の感染体、データは残しておくので、良ければ使ってほしい。


私は、お前に期待している。

次は、お前が"異変"の元凶となるがいい。

かつて世界を大いに賑わせた、偉大なる騎士よ…」



·誰かの連絡書

「本計画に先だっての調査の結果、今回の世界には、現存こそしないものの、確かな存在の記録がある生命体が複数存在する事が確認された。


以下、現時点で存在が判明しているもののうち、利用価値があると思われるものに関する情報を記す。

·人間?の男と女の姿を切り替えるが、本体はひび割れた玉のような姿をしている化け物。種族は不明。


·巨大な翼を複数持ち、莫大な魔力を持つ化け物。種族は神と見られる。


·金髪に蝙蝠様の翼を生やした少女の姿をした化け物。

種族は恐らく、吸血鬼と推測される。


·天使のような翼を持ち、金髪に赤いリボンをつけた化け物。

種族は悪魔とみられ、他の化け物と比較しても特に強大な力を有していると見られる。


まだ解析できたデータが一部に過ぎないため、新情報が得られ次第連絡する。


追伸

この世界に優秀な素体となりそうな人間は極めて少ない。やはり、例の化け物どもを使うことになると思われる。  

奴らの実用性は未知数だが、試してみなければ何も始まらない。

やってみる価値はあるだろう」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ