表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
32/59

教育係

年度切替休み最終日の午後

レスカーデンの東の森 展望台


「ルイス…っ!」

藻掻く梨咲をグッと引き寄せて、ルイスがキスをする。

「ん…っ!!」

突然のキスに戸惑い、梨咲は抵抗するのに、ルイスはビクともしない。

それどころかキスがどんどん深くなってきて、その内に梨咲は抵抗することに疲れてルイスのキスを受け入れる。

くったりと肩に凭れる梨咲の背中を撫でながら、ルイスは梨咲の耳にキスをする。

「…っ!!///」

「監視役が来たら、キスも簡単に出来なくなるかも…♡」

梨咲の背中にルイスの指が這ってゾクゾクする。

何?急に… ? 梨咲はルイスに戸惑う。


「梨咲さん♡まだ足りない♡」


私服のブラウスのボタンを1つ2つと外して首筋に吸い付かれると、梨咲は慌てた。


え…っ? 待って!!! 

ルイス、本当に何やってるの?! 

ちょっと、やり過ぎ…!!!


その間にもルイスの手は梨咲の太腿を撫でたり、至る場所にキスを落とされる。


度の過ぎるスキンシップに梨咲は翻弄されつつも、段々と怒りを覚えた。


「…っ /// ! ルイス… !」


と、突然ひゅっとルイスに抱き抱えられて、梨咲は気がつくと上空に飛んでいた。

下では爆発音がして、先程まで自分達が居た場所は焼け野原になっていた。


お姫様抱っこをされたまま地上に降り立つと、1人の男性が近づいてくる。


ルイスは無言で注視する。梨咲はブラウスを慌てて整え直し、それからこちらに向かって来る男性を確認すると震えた。


「…凛?」

「え…っ?」

梨咲の言葉にルイスは驚く。


「全く貴方方は…節度が無さ過ぎます。まぁ、私を挑発したのはわかりましたが、いい度胸ですね!ルイス様…!」

銀髪の背の高いスマートな男性は、エレガントな雰囲気を漂わせながら近づいてくる。


梨咲は感じる。あの眼、あの雰囲気は… 凛だ。


「梨咲様を離して頂きましょうか?」

そう言うと、凛は腕を払って風の魔法をこちらに放つ。ルイスはその前に察知して防御魔法を発動させ、その魔法を弾いた。


「流石ですね。スピードが早い!」

凛は単純にルイスに感心した。


「凛…っ!どうして…?」

どうしてここにいるの?梨咲は思わずにいられない。凛は、自分から望んで私から、レスカーデンから離れた筈なのに…!


「話せば長くなりますが、私はロートン局長殿のめいにより、ルイス様の教育係として参りました。」

「…っ!」 

凛の言葉に梨咲は止まった。

めい? 凛は…自由になれなかったの? 私は、何の為に凛を開放したの?


梨咲の青ざめた顔に気がついた凛は梨咲に優しく微笑む。

「私は自分の意志でこちらに参りました。強制された訳ではありません。ここ(レスカーデン)を離れてから、ロートン家の皆様には大変良くして頂きました。感謝してもしきれません。今回はその御恩に少しでも報いる事が出来るのなら、と参った次第です。」


「成程!凛が教育係か…。確かに、ある意味適任だな。」

ルイスは溜息をついた。

「父が全幅の信頼を寄せている、謹厳実直な男…。」

「恐れ多いですね。」

ルイスの言葉に凛が反応する。

「ロートン局長殿は国籍を変更してくださり、この1年ちょっと、ご自身の傍らに私を置いてくださり、沢山の事を教えて下さいました。マリー様にも、奥様にも大変良くして頂きました。」


「そう言えば凛!マリーの婚約者になったんだろ?」

ルイスの突然の言葉に梨咲は驚いた。

「え…っ!凛ってばそんな (ロリ婚)趣味があったの…?!(まだマリーは13歳だろ…?凛は19歳…)」

「違いますよ! ///」

凛は梨咲の言葉を即座に否定した。

「私は身分をわきまえていますから…年の差もありますし、ありえません!!」

「でも、マリーは相当凛を気に入ってると聞いたぞ?勿論、父は大賛成だと…。」

ルイスがニヤニヤしながら話す。

「へ〜!マリーがねぇ! 凛、やるじゃん♪」

「だから、そんなんじゃないんですって…!」

梨咲は凛の近況を聞いて嬉しくなった。


顔を赤くして必死に否定しちゃって…

雰囲気がだいぶ変わったね…。


梨咲が安堵していたのも束の間


「さて、話はここまでです。たるみにたるんだルイス様の精神を鍛え直して差し上げます!」

凛がギロリと睨みを利かせた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ