操作方法
記憶が 戻った
全部、思い出した。
ルイスとの出会いも 古の5番勝負も
段々とルイスに惹かれた気持ちも
ルイスの嫉妬に…
凛のいない寂しさを埋めていってくれた事
それから 一緒に高校に行くために頑張ってくれた事や、プロポーズしてくれた事…
『出る時は一緒です。その先も…ずっと、一緒です。』
ルイスに抱きしめられて
梨咲は子供みたいに泣きじゃくる。
記憶…戻って良かった。
私の… 私達の 大切な思い出… !
ルイスが慰める様にそっとおでこにキスをする。
頬にもキスをされて、梨咲はルイスを見上げる。
自分からルイスの首に腕を回してキスをする。
ルイスはバランスを崩すしてベッドに引き摺り込まれるが、梨咲はそのままキスを深めてルイスを求める。
ベッドの上で抱き合って
体が密着して 胸が当たる
スカートが捲れ上がって 太ももが足に当たる
…っ!!! ///
ルイスは顔を真っ赤にする。
普段は甘え下手な梨咲さんから…
こんなに求められるなんて…!!!
刺激が強すぎる…!!!
梨咲がキスを強請る様に求めてくるとゾクゾクする。
「梨咲…さん ///」
ルイスに呼ばれて 梨咲はルイスを見る。
ルイスの顔が真っ赤。
何でそんなに耳や首まで赤いの?
それからハッとする。
自分の淫らな体制に気がついて、
「きゃああああ! /// 」
梨咲は勢いよく起き上がって顔を覆う。
恥ずかしい…!
「…っ!」
2人は顔を真っ赤にして、それぞれに熱を抑える。
「ご…ごめん /// 」
「いえ… /// 」
暫く沈黙する。
ルイスは顔を押さえる。
想像以上に可愛くて…
自分の方が どうにかなってしまいそう… ///
ちらり、と 離れて縮こまる梨咲を見る。
「記憶、戻りました?」
ルイスが声をかける。
「…うん。」
梨咲の返事にルイスは梨咲の背中を抱きしめる。
「…良かった。
あんなメッセージ残して 忘れられちゃうんだもん…
泣いちゃいそうでした。」
『大好き…』
梨咲はルイスの泣きそうな顔を思い出す。
「ごめんね。」 また、あんな顔をさせて…
梨咲は自分の指に戻った指輪を見る。
ルイスも左手を重ねてきて指輪を撫でた。
「本当ですよ…。梨咲さんには参りました。また惚れさせろ、なんて。そんなに俺が欲しかったんですね♡」
ルイスの言葉を背中で聞きながら、調子出てきてな…と梨咲は思った。
「ね〜、梨咲さん♡5日でしたよ?1ヶ月じゃなくて1週間以内の陥落 ♪」
ルイスが嬉しそうに話す。
「もう1回惚れた?」
「残念ながら…」
「えーっ!」
梨咲の素っ気ない態度にルイスは剥れた。
「それより、誰が体の隅々まで把握してるですって?この大嘘つき!」
梨咲はルイスの手を解きながら、記憶のない梨咲にデタラメを言った事を怒った。
「思い出しました?身も心もしっかりと結ばれている事♡」
「ばか…!」
「…一応コレで賭けは梨咲さんの勝ちですが… 」
「ディラン先輩が引き下がると思えない、って?」
ルイスの言葉の先を梨咲が繋げる。
「自分で言い出した事は守って貰いましょうね。
2度と手出しをしない、と。
申し訳ないけどルイス、協力して貰うわ。」
梨咲の言葉にルイスはニヤニヤする。
「お願いします って 頭下げてみて?」
ルイスはこの前味わった興奮をもう1度味わいたかった。
梨咲は一瞬、はぁ?! と嫌そうな顔をした。
ベッドに座るルイスに立膝で近づき、ルイスの肩に手を置いて、おでこにキスをする。
「お願い。ルイスにしか頼めないの…」
目を見られてお願いされると、ルイスは顔を赤くした。
余所余所しく頭を下げられるより、やっぱりこっちの方が可愛い…!!!
ルイスは咳払いをして高まりを落ち着かせる。
「…っ わかりました /// 」
梨咲は思った。
なるほど、こうやって操ればいいのか…!
梨咲は段々ルイスの操作方法がわかってきた。