【完結】何も聞こえない公爵令嬢と何も言わない殿下。〜本当に私でいいんですか? 殿下にはもっと良い方がいるのでは?〜
アナの耳には生まれつき何も届かない。
耳が聞こえない事で公爵家からは邪険に扱われ、両親とは別居している。だが本人はそんな事はまるで気にしない。いつも読書に夢中な女の子。メイドのマリアといつも一緒にいるし、孤独はあまり感じない。
「本さえ読めればそれでいいの」
それ以上を望んではいけない。
たくさんの本に囲まれ心を許せるマリアもいる。そんな小さな幸せを送っているアナに1通の招待状が届く。その相手は容姿端麗、次期国王の第一王子からのお茶会の知らせであった。
☆日間総合 1位 12/7日☆
☆ジャンル別 1位 同日☆
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