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シン 長宗我部転生記   作者: 三p
天下人の章
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28話

前回のどうする家康、良かったですね。

特に米をぶんどった後にめっちゃ嬉しそうに飯食ってる家康のシーンとか。

ただ個人的には前田利家とか池田恒興、佐々成政とか今後、出てきそうな武将ももっと早めに出して欲しいですね。

人質時代に後々のフラグ立てる方が面白そうです。

「羽柴殿。やはり毛利が人質を出した以上、我らも人質を出さねばケジメが付きませぬ」


また来たのか……と秀吉も少し面倒そうにしているようだ。


「いや、構わんて。お主のことは前から信用しとる。それとも何か他に考えがあるのか?」


「さすがは羽柴殿。実はかくかくしかじかで……」


事の経緯を聞いた秀吉は脇に控える蜂須賀小六に目をやる。


「殿が決められる事にござる。しかしこれを明智や来る殿の敵に突かれては後々面倒にござるぞ」


「小六つぁんがそう言うなら仕方ねえな。人質はワシらが預かろう。但し形式的には織田家の人質として。そして人質に出すのは次弟の五郎次郎とする」


「いや……は?」


信親としては親和を人質に出す気など全くなかった。


「三兄弟の2人が一国の守護になるからややこしいんじゃろう。なら1人は人質、1人は本土の代官、1人は一国の守護にしたら不平等では無い」


「ハハッ。そのようなこと思いつきもしませなんだ。さすがは羽柴殿にござる」


「纏まったな。明日には神戸殿と五郎左殿も到着され軍議を開く。主力は疲労していない摂津の連中に任せる事にした」


「良きお考え。しかし伯父の斉藤利三の相手は俺にやらせてください。神部信孝という男の器量の小ささは聞いております。未だ俺と七兵衛殿を信用していないような気がします」


「兵の負担は大丈夫なのか?それなら任せるが」


「土佐の兵を侮られるな。伯父の不始末は俺がケリをつけます」


「よし、任せた」


こうして信親が斎藤利三を攻めることが内定した。


そして翌日、神部信孝と丹羽長秀が到着し軍議が開かれた。

しかし両名に対する諸将の視線は冷たい。


「ふん。普段から織田家の一門がどうこう言いながら兵が離散して何も出来ぬとはな!」


それまで礼儀正しかった信重がこれまでの態度を豹変するように信孝を睨みつける。


「黙れ!我らが兵は丹波伊勢の寄せ集め。我が直属の軍勢は逃げ出しておらぬわ」


「それが不甲斐ないと申しておるのだ!中川殿より私が日向守と共謀しているとお前からの書状を受け取ったと聞いたぞ!」


「おっ、おのれ瀬兵衛!お主よくも言ってくれたな!」


2人の言い争いを信親や秀政は冷めた目で見る。

まあ信重の怒りは最もなのだが……。


「お二人共、その辺でお止めなされ。上様の弔い合戦で上様の御一門たるお二人がいがみ合っては話になりませぬ」


「黙れ五郎左!向こうから始めてきたことだ!」


未だ苛立つ信孝だが信重の方は言いたいことを言ってスッキリしているようだ。

それでも何か言いたげな信孝も周りの視線をやっと察知し大人しく座る。


「さて、此度の戦の総大将ですが私は筑前殿が相応しいと存じ上げますが他の方々は?」


自然と進行役になった堀秀政が諸将を見渡す。


「織田七兵衛、同意」

「中川瀬兵衛、右に同じく」

「高山右近大夫、同心仕る」

「長宗我部土佐守、同意見にございます」


信重が同意すると信親を初めとした諸将も続く。


「まあ筑前の部隊が主力ゆえ、ここは筑前に任せるのが正解でしょうな」


池田恒興も周りに流されるように言うが信孝は納得していないようだ。


「いやいや、ここは名目上の総大将は神部様になって頂くべきでござる。とはいえ方々のご意見も無視出来ぬゆえ、ワシは総大将代理という形でいかがでござろう?」


「ん……それなら良い。あとはお主に任せる」


本当にいい加減な人間だと信親は内心で呆れていた。

この程度なら四国に攻め込んできたところで叩き潰せたかもしれない。


「では先発の高山殿、中川殿、池田殿は山崎村の方面へ、桂川に沿って長宗我部殿。その後詰めに堀久と七兵衛殿。天王山には小一郎と官兵衛。これでよろしいか?」


「おう!」


諸将が答えその日の夜に全軍が動き始めた。

山崎の戦いの始まりである。

信親「俺は多分名前すら出てこないな」

元親「ワシは名前くらいなら出れそうか?」

盛親「私は確実に出れますね。父上より余裕でドラマ出てますし」


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