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シン 長宗我部転生記   作者: 三p
維新の章
46/199

2話

長宗我部軍の動きを見た十河勢は中富川に五千の軍勢を展開した。

長宗我部の半分以下の兵力だが十河存保は名うての将であり簡単に抜けないことは信親も分かっていた。


軍議の席に集まったのは信親、親茂、福留隼人、香宗我部親泰、そして阿波の国衆らである。


「讃岐の香川殿が四千を率いて十河城へ向かわれたとの事。しかし誠に兄上を待たなくても?」


「叔父上、分かっておるだろうが父上は弱腰じゃ。今は織田の軍勢も皆清須に集まっておる故兵は動かせぬ。時を逃してはならん!」


「ともかく某が先鋒を務めまする。十河勢を足止めしそこに安芸守殿が脇腹をついていただければ」


福留が地図を指しながら言う。


「よし、では隼人に我が兵二千と阿波の国衆の軍勢四千の指揮を任せる。親茂は千五百には千五百を預ける故鉄砲と矢で隼人を援護せよ。ワシの周りは千五百で良い」


「承った!早速移動致す」


親泰がそう言って出ていくと隼人も阿波勢を連れて出ていった。


「ここで勝てねば終わりだな……」


親茂と二人になったことで信親はちょっとビビってしまった。

史実では二万三千で攻めあぐねたのに今回はその半分程度。

もし負ければ阿波の国衆は根こそぎ三好に鞍替えするだろう。


「隼人は土佐一の武勇の持ち主。香宗我部の叔父上も戦上手にござる。御安心なされよ」


「お前が頼りだ。何としても鉄砲を有用に使ってくれ」


「お任せあれ。必ずや」


親茂のその言葉を聞いて信親は少し安心した。

転生を繰り返してるとはいえ戦は30年振りくらいなので不安になるのも仕方なかった。


さて、十河勢は長宗我部勢六千が接近するのを見るや一気に臨戦態勢に入った。

それに対して福留勢が発砲。

こうして戦が始まった。


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