第1章前後の登場人物
・長宗我部家(土佐)
長宗我部信親 従四位下左近衛少将
土佐24万石の大名、元は令和の高校生戦国オタク。
未来の自分のために大方の歴史を変えようとはせず長宗我部家の未来だけを変えるために奔走する。
元の容姿端麗で文武両道に未来知識が加わり父、元親や豊臣秀吉、徳川家康らにも一目置かれている。
これだけ聞くと立派だが漂流したスペイン船の金を横領したり朝鮮で金銀財宝を盗んだり倭寇の残党を使い金儲けしたり小悪党。
徳川家康に味方したいが家中の反家康気質と石田三成や増田長盛との友情から悩んでいる。
本山将監親茂
信親の従兄で右腕。
年が親子ほど離れていることもあり良い先輩であり長宗我部家のまとめ役でもある。
常に信親の考えを尊重しているため派閥には属していない。
香川五郎二郎親和
信親の長弟。
養子になっていた香川家を滅ぼした遠因となった家康を憎んでおり、家中の中では最も豊臣派でありその旗頭。
津野孫二郎親忠
信親の次弟。
豊臣家の人質として大坂に出仕しておりその際に親徳川派の藤堂高虎に世話になった事から親徳川派の旗頭。
滝本寺非有
長宗我部家の坊官、同じく坊官の安国寺恵瓊や前田玄以と親しくしており豊臣派。
信親不在時には国政を取り仕切っている。
久武親信
長宗我部家筆頭家老、徳川派。
史実においては伊予での戦で戦死しているが信親の起点により生存。
その後も筆頭家老として3万石を得ており発言力も絶大である。
福留隼人佐儀重
徳川派、長宗我部家の軍事方面における筆頭格。
家中一の武勇を持ち真面目な性格でツッコミ役。
その徳川派
吉良親実 信親の従兄
比江山親興 元親の従弟
吉田政重
桑名親光
桑名吉成
その他豊臣派
豊永勝元
中島重房
野中親孝
中立の家臣
谷忠澄
長宗我部宮内少輔元親
信親の父にして長宗我部家前当主。
小牧・長久手の戦いの際に四国統一直前まで迫ったものの徳川家康の裏切りに合い秀吉に敗北、その後は100万石で広げた領土を10万石まで減らされた事から徳川家康に対して強烈な恨みを抱いている。
未だに四国制圧、天下統一への野望を捨てておらずそのための軍資金や武器を溜め込んでいるらしい。
乱暴
スペイン人に奴隷にされていた黒人。
出身地はアメリカ大陸らしいが本当かは不明。
2mの身長に大木をへし折る腕力を持ち黒母衣衆の筆頭を務めている。
・長宗我部家(紀伊)
長宗我部盛親 従五位下右近大夫
紀伊7万石の大名で信親の三弟。
父と兄譲りの武勇で秀吉から気に入られ大名となる。
烏帽子親で妻の父となった増田長盛らと親しく完全に豊臣派。
久武親直
久武親信の弟。
史実における長宗我部家滅亡の遠因であり信親からつまみ出された。
しかしちゃんと盛親を支えているらしい。
・奉行衆
石田三成 従五位下治部少輔
佐和山19万石の大名で五奉行の一。
増田長盛との縁から信親とも親しくしており豊臣家を思う気持ちは誰よりも強い。
増田長盛 従五位下右近衛少尉
郡山20万石の大名で五奉行の一。
信親の取次役であり盛親の烏帽子親。
サンフェリペ号事件で信親と共に金銀を横領したり長宗我部家の兵役を軽くしたりとかなり気の利く人物。
浅野長吉 従五位下弾正少弼
五奉行の筆頭格。
忍城攻めで信親と共に戦うが横暴な性格で諸大名からの評判は悪い。
特に伊達政宗と佐竹義宣は仲が悪いが浅野の悪口の時だけはウマが合うらしい。
奉行衆のくせに徳川家康と親しくしている。
長束正家 従五位下大蔵大輔
近江水口城主、五奉行の一。
忍城攻めで信親と共に戦う。
垣見一直 和泉守
豊後府内城主。
朝鮮出兵で軍監を務めて信親を論破しようとするが失敗する。
小西行長 従五位下摂津守
宇土20万石の大名。
朝鮮出兵で先鋒を務め比類なき活躍を見せる。
悪い人物ではないが加藤清正のせいでマイナスイメージを持たれる可哀想な人物。
・武断派
福島正則 従五位下左衛門尉
清須20万石の大名、武断派の筆頭。
相撲大会で信親と親しくなり朝鮮出兵などでも共闘する。
酒癖が悪く飲むとすぐに賤ヶ岳七本槍の話をする。
加藤清正 従五位下主計頭
隈本25万石の大名。
朝鮮出兵では小西行長と共に先鋒を務め補給を無視した無理な突出を行い石田三成らから叱責を受ける。
それを逆恨みしているが自業自得であり器の小さい人間。
長岡忠興 正四位下参議
丹後11万石の大名。
武断派の中では群を抜いて家格が高く信親とも割と気が合うらしい。
黒田長政 従五位下甲斐守
豊前18万石の大名。
黒田官兵衛の嫡男であり父に劣らぬ才覚を持つ。
実は石田三成を1番嫌っている。
浅野幸長 従五位下左京大夫
甲斐22万石の大名、豊臣政権のホープ。
朝鮮出兵では色々と酷い目にあったので石田三成を恨んでいる。
池田輝政 従四位下侍従
三河17万石の大名。
父は織田信長の宿老の池田恒興。
別に豊臣子飼いでは無い。
加藤嘉明 従五位下左馬助
伊予7万石の大名、豊臣水軍。
信親の指揮下にて戦うことが多く信親とも親しい。
藤堂高虎 従五位下佐渡守
伊予8万石の大名、豊臣水軍。
加藤嘉明のライバルでやはり信親の指揮下に入ることが多く信親とも親しい。
人質時代の津野親忠を世話しており現在は徳川家康に従っている。
・豊臣家
豊臣秀吉 従一位太政大臣
元親の夢を打ち砕いた天下人。
器が大きく優秀な者は外様であっても重用する。
1598年に病死する。
仙石秀久 従五位下美濃守
元讃岐13万石。
戸次川の戦いで信親に逃げられ大敗し改易される。
今は復活したらしい。
前田利家 正三位大納言
金沢84万石の大名、五大老。
秀吉の金魚のフンと信親や島津家、伊達家など戦国大名の生き残りからはバカにされている。
上杉景勝 従三位中納言
会津120万石の大名、五大老。
石高と上杉の名前だけ。
・毛利家
毛利輝元 従三位中納言
広島120万石の大名、五大老。
信親とは対織田信長という点で共闘した過去がある。
本編未登場。
毛利秀元 従四位上参議
長州21万石の大名。
朝鮮出兵の際に加藤清正のことで信親に相談する。
・徳川家
徳川家康 従二位内大臣
江戸240万石の大名、五大老筆頭。
豊臣政権一の実力者だが小牧・長久手の戦い際に長宗我部家を見捨て秀吉と和睦しこの立場まで登り詰めた。
狸親父の名に相応しい演技派であり騙される人が多数いるらしい。
徳川秀忠 従三位中納言
徳川家康の嫡男。
小物であり信親を度々イライラさせては号泣させられている。
井伊直政 従五位下侍従
高崎12万石の大名。
徳川家臣団では最も官位が高く長宗我部親子とも親しい関係にある。
・織田家
明智光秀
織田信長の右腕、信親の意を受けた斎藤利三に操られ本能寺の変を起こす。
斎藤利三
明智光秀の右腕、信親と共謀し本能寺の変を起こす。
織田信長
戦国の王、第六天魔王、最凶の男。
天下統一目前まで迫ったが信親の策略により本能寺にて炎に包まれる。
死んだと思われているが本当は……。(死んでる)