休憩タイム
王宮にも分煙の動き(笑)
王宮の喫煙室には、王とその秘書官、二人の姿があった。
「今日は普通のOLっぽいスーツですね」
長い金髪の秘書官は、キセルを手に安心した様子で話す。
「儂も今日はスーツじゃ。いいね、たまには。
でも、王っていうより親分なんだけど?」
王。コイーバの葉巻をくゆらせるそれは、確かに王であった。
「王様、いつも息の根止めるつもりでやってるのに、
なかなかくたばらないですよね。」
「俺を誰だと思っている?殺したぐらいで死ぬわけ無かろう」
「……?て、どこの魔王やねん!!」
秘書官のツッコミに、王は、フッと不適な笑みを浮かべる。
「さて、次はどんな悪辣な策で平民共をいたぶってやろうかの。」
「またそんな非道なことを考えているのですか。」
「じゃが気掛かりなことがあっての。余が平民共をいたぶっておるのに、何故か奴等はそれが当たり前と思っておるようなのじゃ……。
解せぬ上にじゃ、
余は楽しくない!!」
「実は、平民達も王にいたぶられるのを愉しみにしているのでしょうか?」
秘書官はしばしの黙考の後、悪魔のような笑みを浮かべて言う。
「まるで、王が私の仕打ちを心密かに悦んでいるように」
とりあえず、ネタ切れです。
割とダラダラ書けそうですが、小ネタが多くなるのでそろそろ潮時かも。