王様の趣味は奴隷化
実在の人物及び団体とは、一切関係ございません!
王宮の謁見の間には、王とその秘書官、二人の姿があった。
「王様、なぜ私がこのような格好をさせられているのでしょうか?」
豊かな金髪を手で弄びながら、秘書官は口をとがらせた。
「しかもここは、謁見の間ですよ?」
秘書官は何故か水着姿であった。
白のビキニに花柄のパレオをまとった彼女の艶めかしい肢体は、扇情的である。
「余の愉しみじゃ。存分に役目を果たすが良い」
ひげをたくわえ、アロハ姿の肥満体の体を無駄に立派なビーチベッドにだらしなく横たえた王は言った。
「一体なんの役目ですかっ?!」
秘書官のツッコミは流される。
「それはそうと。これより、我が国の貴族以外の国民、つまり平民すべてを奴隷としようと思うのじゃ!」
秘書官の細い眉がぴくりと動く
「それは、どういう意味でしょうか?」
「いやね、奴隷商ギルド長が提案してきてな」
「それはそうでしょう、奴隷商が儲かるだけですから……。」
「貴族共も儲かってウハウハ!って、喜んでたぞ。」
「平民達の生活は、どうなっても良いと?本当にそんなくだらない理由ですか?」
秘書官が汚物でも見るかのような目で見おろしながら問う。
王は、肘をついていたのをやめ、真っ直ぐ体をよこたえて言う。
「すまぬ……。余が嘘をついておった。
余は単に惰眠を貪る平民共の貧困に喘ぐ姿が見たいだけじゃ」
「やはりか……。」
秘書官は、艶めかしい肢体を翻し、ジャンピングエルボードロップ!
「このっ、ヌルヌル外道がーっ!」
王のみぞおちに肘が直撃!!
「ぐはっ……。」
王は泡を吹いて失神する直前に、秘書官の水着姿を堪能できたことに満足した。
奴隷の定義を述べよ!とか言われても、良くわかりません。
すいません、良くわかっておりません<(_ _)>