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王様の趣味は秘密です  作者: ブラックス
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王様の趣味は増税

設定とか細かい事は考えてはいけません(笑)

 王宮の謁見の間には、王とその秘書官、二人の姿があった。

「王様、なぜ私がこのような格好をさせられているのでしょうか?」

 豊かな金髪をなびかせながら、秘書官は口をとがらせた。


 紺色のボックスプリーツのミニスカートに、白いノースリーブのブラウスからは、豊満なバストが覗える。色白の透き通るような肌が艶めかしい。


「余の愉しみじゃ。存分に役目を果たすが良い」

 ひげをたくわえ、肥満体を立派な玉座にだらしなくもたれかけさせた王は言った。


「それはそうと。これより、我が国のすべての取り引きについて、一律に一割の税を課すこととしたのじゃ!」


 秘書官の細い眉がぴくりと動く

「それは、取り引きを抑制したいということでしょうか?」


「いや……。最終的には取引量には影響ないらしいよ?

それより余の借金が嵩んでのぅ。返済しようと思って……。」


「取引量に影響ないわけないでしょう!

紙のお金はあなたが勝手に発行できるのですから、

勝手に発行して穴埋めしたら良いではないですか?

百歩譲っても、貴方の借金と国民は関係ないでしょう?」


「そんなことはないぞ、余の借金は即ち国の借金じゃ!!」


「……なにを寝ぼけたことを仰っているのですか?」


 向けられた鋭い眼光に、王は居住まいをただして言う。


「すまぬ……。余が嘘をついておった。

余は単に惰眠を貪る国民の困窮に喘ぐ姿が見たいだけじゃ」


「やはりか……。」


 秘書官は、しなやかな肢体でまるで鞭をふるうかのような華麗な回し蹴りを王の顔めがけて繰り出した。


「このっ、腐れ外道がーっ!」


「ごふっ……。」


 王は気を失う直前に、一瞬だけパンモロが見られたことに眼福を得た。

通貨発行無双は、小説でやりたかったですが

どう考えても面白くないので諦めました。

そして多分誰も読みたくない。


金貨銀貨の時代がどうして終わったのか?

兌換紙幣から不換紙幣への歴史とか、円の誕生あたりを紐解けば

「国の借金」なんてこと言われてもネゴトワネテイエって感じですが、

意外と信じている人が多いですよね。

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