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夏の大三角形  作者: 風祭トキヤ
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どうもっす

とりあえず2話目です

そういえば最近受験アニメなくて萎えてますなんかいいの始まりそうだったら教えてください

ちなみにぼくべんは漫画読んでて飽きました卍

時は巡り、始業式から一ヶ月が経とうとしていた。

クラスの内の関係に変化はなく、以前と同じように叶鳴と佑樹と一緒にいた。

世間ではもうすぐGWの時期で、僕達の中学でもあと一週間でクラス内では遊びや旅行の話で盛り上がっていたところだがその休みの前に僕達は大事なイベントも迎えることになっている。


「ねえねえたく〜遠足一緒の班になろうね!」

「はいはい分かったよ」

「佑樹も一緒だからね!!」

「まあたくは俺ら以外に友達いないもんな」

「うっせーよ、佑樹だっていねーだろ」

「俺は部活の友達いるから」

「ねえねえ!俺は!?俺はいるよねえ!?」

「「ヤリチンは黙ってろ」」


そう遠足だ。

ていうか遠足と言ってもなんかよくわからんダムの放水を見て、バーベキューして帰ることで遠足と言っていいかわからないほど適当なものだった。

担任が入ってきたところで僕達は自分の席につくために解散した。


◇◇◇


目が覚めると放課後の4時を回っていた。

僕の周りには数人の生徒しかおらず、叶鳴と佑樹の姿は見つからない。

叶鳴は帰って、佑樹は部活だろう。

僕もいつも通り部室に向かうため起き上がり、スクールバッグを持って廊下に出たところ後ろから声がした。


「新条くん!」


彼女は小柄でロングヘアの女の子。

手には大量の紙の束があり、今にも崩れ落ちそうだ。

正直この女の子に覚えはない。


「......すいません。どなたですか?」

「うぇ!?同じクラスの道振みちふりです!覚えてなかったの!?」

「すいません。記憶力が疎いもんで」

「記憶力が疎いって!!ジジイかよ!!」


道振さんは大爆笑している。

腹を抱えて笑っていたため紙の束が落ちていたため拾うことにした。

てか初対面でこの対応ってさすがリア充グループ。


「あ、ごめんね!ありがと!」

「うん。で、なんか用ですか?」

「遠足の班、まだ決まってないよね?」

「あ、今日までだっけ?」

「そうそう!風見かざみくんと相川あいかわくんも出してなくて、同じ班でいいんだよね?」

「多分僕と同じでいいと思う。けど最低7人必要なんだよね?」

「そうなんだよね......あ、私たちのとこと組む?」

「はい?」


笑顔でこんなことを言い出したよこの人。

よくこんな関わりも今日が初めての人と同じになろうとか言い出す道振さんに恐怖を覚えながらも時間がないし、他の人とも組める気配がしなかったので承諾した。


「てかなんで僕?もっと中心の男子とか誘えばいいじゃん」

「え?だってそこらの男子ただ騒いでるだけで面白くないし、新条くんの方が面白い!!」


あ、やっぱり陽キャ男子って騒いでるだけで面白くないんですねよく分かりました女子怖いっす。

こうして道振......下の名前は忘れたけど彼女との話を終えた頃にはもう五時を過ぎており、結局帰ることにし、帰路に着いた。


◇◇◇


結局あの後も道振さんからのLINEが飛んできて家でも会話が続いた。

彼女と母以外女性のLINEを持ってないという点でも僕の陰キャ具合が分かる。

まあ今日道振さんのLINEを交換できただけそこらへんよりはマシだろう。

多分叶鳴なんてこんなの一日で女子全員と終わらせているに違いない。だってヤリチンだからねしょうがないよね。

そして叶鳴からもLINEが飛んできた。


『班決まったんだ!』


多分道振さんからの伝達だろう。


『うん。勝手に決めて悪かったな』

『いいってことよ!てかたく、志帆しほちゃんと喋ったんだ!』

『志帆って言うんだね下の名前』

『知らなかったのかよ笑』

『クラスに興味なかったから、最初は誰かも分からなかった』

『まじか笑笑てかたくも大胆だよな』

『は?大胆?なにが?』

『だって志帆ちゃんのグループって女子3人と男子1人のグルだよ?』

『まあだいじょぶじゃねわからんけど、てかあっちにも男子いるんだ』

『志帆ちゃんの彼氏だよ笑』


スマホを投げ捨て、ベットにダイブした。

まさかの彼氏持ち、そして彼氏がいながら僕に声をかけてくるとは......。

叶鳴以外にもこんなヤツいたんだなあと唖然しそのまま眠いので寝た。

てかなんで叶鳴はそんなこと知ってんだよ。情報網凄すぎだろ。

ちなみに風見と相川は叶鳴と佑樹の苗字ってことになってますはい

まあまたいつになるか分かりませんが、GW中には...

ということでまたいつか

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