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83、魔族の姫はスーパーメイド

 ゲーム《プリンセスメイド》。

 魔族の姫、リリリフレート・アンドゥーナ・リリライは人間界から持ち込まれた漫画を見て、メイドに憧れる。

 理想のメイドになる為に、魔族を捨て、人間に転生し、魔族の姫、マキと名乗る。


 完璧なメイドを目指して修行する日々の中、自身の父親である魔王が討たれた事を知る。

 犯人は邪神に魅入られた元部下だった。

 元部下は魔王を名乗り、六魔将軍を引き連れて、人間界へと侵攻してくるのだった。


 マキは魔王の娘として、転生した人間として、そしてメイドとして、魔王軍に立ち向かう。

 しかし人間に転生したマキは力が足りなかった。


 そこでマキは、自分の魔力と相性が良い魔力を秘めた主人公と出会った。


 というのがプリンセスメイドのストーリーだ。

 ゲーム内ではマキに魔力を渡して育成し、魔王軍を倒すという、育成シュミレーションゲームだ。


 魔力を渡す方法は……うん、これ、実はエロゲーなんだよな。


 俺が初めてやったエロゲーでもある。そのおかげで、思い入れもすごい。


 ようするにまあ、マキとは色々と、やっちゃったわけだ。

 もちろんゲームの中でだけど。


 しかし、そんな彼女が現実となり、目の前に居る。


 思い出す、彼女と過ごしたあの日々。


 って! 俺はナニを考えているんだ!?

 思春期か!

 そうだ、身体は16歳だから思春期だった! 18歳未満だからエロゲー出来ないよ!



「どういうおつもりですか!?」


 叫んだのはエリシリアだった。


「どういうも何も、シリトに対する褒美だと言ったが?」


 王様はそれに答える。

 だが、エリシリアが求めたのはそういう事ではなかった。


「そうではありません! なぜ褒美がマキ姫様なのですかと聞いているのです!」


 ん? マキ姫?


「ハッハッハ! マキは確かに我が国の姫であり、我が娘であるが、スーパーメイドでもある。何か問題でも?」

「大アリに決まっているでしょう! どこの世界に褒美に姫様をやる国があるのです!?」

「ここ」

「くっ!」


 王様が自分を指差し、ニヤリと笑う。


「落ち着けエリシリア。お前は下がっていろ」

「団長……わかりました」


 軍団長に言われて、エリシリアが下がってこちらにくる。

 ちょっとションボリしていたので俺はエリシリアの頭を撫でた。


「あうっ! こらリクト……その、なんだ……恥ずかしいじゃないか」


 普段はキリッとしているエリシリアのこういう照れた顔は、たまらなく可愛かった。


 そうこうしている内に、大人達の話が進んでいた。


「で? いったいどういうつもりだ? まさか本当に姫様をシリトのとこにやるつもりなのか?」

「無論だ」


 軍団長の問いかけに胸を張って王様が答える。


「考えても見ろ、シリトは今や2つの国と1つの街を救った英雄だぞ? それもこれから帝国軍といっちょやろうって時に、あの大軍を退ける程の実力を持っている。しかも今日、Sランク冒険者になったんだろう? これほどの人材を放っておくわけにはいかんだろう」


「……そうか、そういう事か」


 軍団長とヒゲのおっさん、そしてギルド長が納得していた。


「なんならリュウガもこっちに引っ越させて、シリト共々こちらに住まわせてもいいぞ?」


 ああなるほど、つまり俺を取り込みたいのか。

 いわゆる政略結婚ってやつだな。


「馬鹿を言うな、こちらにはエリシリアが居るんだぞ? シリトはエリシリアにぞっこんだ。諦めるんだな」


 軍団長の言葉を聞いて、エリシリアが真っ赤になって噴き出した。


「団長! いきなり何を言うんだ! 私はその、確かにリクトの事は嫌いではないが……いや、その、リクトがどう思っているかはだな」


 エリシリアはモジモジして、こちらをチラチラ見てくる。


 うん、間違ってないぞ。俺はエリシリアにぞっこんだ。


「待った! リクトはウチの妹……ユミーリアにぞっこんなんだ! 勝手に話を進めないでください!」


 次に叫びだしたのはユウだった。

 元気なかったんじゃないのかよお前。


「に、兄さん! 何をいきなり」

「黙っていろユミーリア、兄として、将来弟になるリクトをここでアッサリ渡すわけにはいかない!」


 ユミーリアも真っ赤になってこちらをチラチラ見ていた。


 心配するなユミーリア。誰になんと言われようと、お前は俺の一番の嫁だ。


「大体その前の話が無理だろう。リュウガはこっちには来ないぞ? であればその弟子であるシリトもこっちには来るわけないだろう。将来嫁になる娘も、今は親離れできる歳じゃないしな」


「むう……おいシリト! お前さんはどうなんだ? こっちに来る気はないか?」


 王様がこっちに話をふってきた。


「いや、マイホームを持ったばかりですから、ないです」

「ぐうっ!」


「それに、今みんなが言った通り、俺はユミーリアとも、コルットとも、エリシリアとも、一緒に居たいですから。俺の故郷は、セントヒリアのキョテンの街ですよ」


 今さら悩む事も無い。

 この世界に来た時から、俺の故郷はキョテンの街だと決めている。


 そしてユミーリアも、コルットも、エリシリアも大事な仲間だ。

 向こうから離れていくならまだしも、俺から離れるつもりは無い。


「ならなおさらだ。この国も故郷のひとつとしてもらう為に、こいつを受け取って欲しい」


 そう言われてマキがおじぎをする。


「いや、お前な」


 ヒゲのおっさんと軍団長がさめた目で王様を見る。


「いいか、これは何も俺ひとりのわがままってわけじゃない。これからシリト、お前さんを守る事にもなるんだ」


 守る?


 王様の意図が見えない。

 みんなも同じだった様で首をかしげている。


「お前さんはセントヒリア、パッショニア、そしてここウミキタ王国では誰もが認める英雄だ。俺もそうだが、これからお前さんを取り込もうって連中が現れるだろう。その時、ウミキタ王国の王女が嫁にいったとなれば、他の貴族達へのけん制になるだろう」


「嫁じゃなくてメイドだろう?」

「ええいうるさい! どうせすぐ嫁になる!」


 ギルド長がつっこむが、王様は押し通した。

 やっぱり政略結婚じゃないか。


「今頃パッショニアのカマセーヌ嬢も、何か考えているはずだぜ? セントヒリアもうかうかしてると、とられちまうぜ? こいつ、童貞っぽいし」


 どどど、童貞ちゃうわ! 誰が年齢イコール彼女いない暦だコノヤロウ!

 ちゃんと彼女も居たしやる事やったわ!


 ……ゲームの中でだけどな! チクショウ。


 俺は何も言い返せなかった。


「マキは頭もキレる。そばに置いといて損は無いと思うぜ?」


 王様がグウの音も出ない俺を見て、ニヤリと笑う。


 確かに、これから知らないヤツラが嫁の安売りセールをしてくるかと思うと、ちょっとゲンナリする。


 俺としては、マキが仲間になってくれるのはありがたい。

 一方的ではあるが、勝手知ったる仲だ。

 俺の知っているマキなら、だけど。


 しかし、それ以前に問題がある。


「王様」

「なんだ?」


 俺は王様に、そしてマキに確かめる事がある。


「事情はわかりました。だけど、ひとつ確認したい事があります」

「なんだ? 言ってみろ」


 俺は、マキを見る。


「マキ……さんの気持ちです。王女としてではなく、マキさんが本当に俺の仲間になりたいのか、なぜそう思ったのか、それがわからない以上、俺は彼女を仲間には出来ません」


「いや、仲間じゃなくて嫁なんだが?」

「だからメイドだろう?」


 再び王様がギルド長につっこまれる。


 二人は放っておこう。


 マキは……こちらをジッと見つめていた。


「父が先ほど言った通り、私は私の意志であなたのメイドになりたいと思ったのです。それではいけませんか?」


 マキは困った様な表情で首をかしげる。


 くっ! 可愛い。しかしここでおされるな俺!


「俺とあなたは初対面のはずだ。だから理由を知りたいんだ」


 嫁に、メイドに、仲間になるというのにはそれ相応の理由があるはずだ。

 政略結婚ってならいくらマキが相手でもお断りだ。

 いや、マキが相手だからこそお断りだ。そんな気持ちで一緒に居られても、うれしくない。


「そうですね、先日の戦いで一目惚れ、というのはどうでしょう?」

「どうでしょう? って聞く時点でどうなんだよ?」


 明らかに今のは嘘だ。


 マキは指を頬に当て、困った表情でこちらを見てくる。


「そうですね、あなたになら、言っても大丈夫でしょうか?」


 やがて、決意した様に一度目を閉じ、再び目を開いてこちらを見る。



「私は、あなたの魔力に惹かれました」



 それは俺にとって、殺し文句だった。


 ゲームで初めてマキと会った時と、同じセリフだった。


「信じられないかもしれませんが、私は人の魔力が見えるんです。あなたの魔力はとても綺麗で、私好みの……魔力でした」


 おいしそうな、とは言わなかった。


 だが、それはゲーム内のセリフそのままだった。


「これが理由では、駄目ですか?」


 クスッと笑って俺を見る。


 はたから見れば、またからかっている様に見えるだろう。


 だが、俺は知っている。

 これは本音だ。


「ユミーリア、コルット、エリシリア」


 俺は三人に話しかける。


「駄目……かな?」


 それは、俺は良いと言っている様なものだった。


 しかしいくら俺が良くても、仲間に相談なしってのは駄目だ。


「私は、その、正直良くわかってないんだけど、これからリクトの為に必要なんだったら、良いと思うよ? あとは保留。マキさんの事、まだ良くわからないし」


 ユミーリアは今の所賛成してくれるみたいだった。


「?」


 コルットは頭にハテナマークが浮かんでいた。いや、比喩表現だけどさ。


「えっとな、あのお姉ちゃんを、仲間にしてあげてもいいかな?」


 コルットはそう言われて、マキを見る。


「あのおねーちゃん、わたしたちの仲間にないりたいの?」

「うん、そうなんだ」

「おにーちゃんがいいなら、いいよー」


 俺がいいなら、か。

 まあ、コルットには話が難しすぎるよな。俺にだって難しい話だし。


 俺は最後に、エリシリアを見る。


「私じゃ、リクトを守りきれない。戦いなら負ける気はしないが、政治関係は……苦手だ」


 うん、そうなんだよな。俺達みんな、脳筋だもんな。


「だから、姫様に仲間になってもらえるのは心強い。今はそれだけだ。だが、リクトの嫁になるというなら話は別だ! 今はまだ姫様の事がよくわからないから、嫁にするのだけは、反対だ!」


 エリシリアが言葉を選びながら叫んだ。


 それを受けて、マキがおじぎをする。


「ええ、それで構いません。私も今すぐリクト様の嫁になろうとは思っておりません」

「え? そうなの?」

「お父様は黙っていてください」


 ピシャリと言われて黙る王様。涙目になってるぞオイ。


「最初にお父様が言った通り、私はリクト様のメイドとして同行させて頂きたいのです。今はそれ以上でもそれ以下でもありません。私はずっと、私が認める誰かのメイドになりたいと思っていました。そして見つけた、私好みの魔力を持つあなたのそばに居たい、それだけです」


 エリシリアは黙ってマキを見つめた。


 そしてふっと、ため息をついた。


「はぁ……すみません姫様。元々私ごときが意見を言えるものではないのはわかっております。ですが、リクトの事に関してだけはゆずりたくなかったのです。ご容赦ください」


 エリシリアはそう言ってひざまずいた。


「いえ、良いのです。私はこれから、リクト様のメイドになる身ですから。私を姫扱いしないでください。同じ仲間として、そしてリクト様のメイドとして扱って頂けるとうれしいです」


 マキが近づいてエリシリアの手を取る。


「わかりました。マキ様」

「マキ、で結構です、エリシリア様」

「マキ……私の方こそ、エリシリアと呼んでください!」

「わかりました、エリシリア」


 どうやら和解したみたいだ。


 それにしてもどうにもややこしい事になってしまったな。


 これからこういう事が増えるんだろうか?

 正直、カンベンしてほしい。


 俺がゲンナリしていると、マキがユミーリアとコルットのもとに来た。


「ユミーリア様、コルット様、よろしくお願いしますね」

「わわ! 私もユミーリアでいいですよ!」

「わたしも、コルットでいいよ」


「それでは……ユミーリア、コルット、よろしくお願いしますね」


 マキは二人の手を取った。


「あの、出来れば敬語も」

「それは出来ません。私はスーパーメイドですから」


 ユミーリアが敬語もやめてほしいと言おうとしたが、却下された。


 マキはスーパーメイドである事に誇りとこだわりを持っている。

 これもゲーム通りだ。


 やはり、俺の知っているマキとほとんど同じだった。


 だが、あとひとつ、どうしても確かめないといけない事がある。


「マキ……さん」

「マキで結構ですわ、リクト様」


 マキが俺の方を見る。


 俺が聞きたい事、それは……ここでは話しづらいな。


 俺はマキの耳にそっと、つぶやいた。


「あとで、魔界の事も聞かせてくれ」


 俺はそうつぶやいて、さっと離れる。


 マキはというと、目を見開いて驚いていた。


 そしてニヤリと笑って、深くおじぎした。


「わかりました。あとでゆっくり、お話しします」


 確定だ。

 どうやらこの世界のマキも、魔界の姫だったらしい。



「よし! そうと決まれば祝勝会だ! 今日は良い物も手に入ったから、豪勢にいくぞ!」


 王様が立ち上がり、右手を高く上げる。


「ほう? なんだ、良い物って?」


 ヒゲのおっさんが王様に問いかける。

 それを聞いて王様が、ニヤリと笑う。


「聞いて驚け! なんとあのイノシカチョウのレア肉が手に入ったんだ! 滅多に食えないものだからな、こいつはウマイぞ!」


 それを聞いて、俺達は噴き出した。


「な、なんだ?」

「ガッハッハ、そのレア肉だがな、獲ってきてギルドに納品したのはこのシリトだ。今市場に出てるイノシカチョウのレア肉は、ほとんどシリトが納品したものだぞ?」

「な、なんだと!?」


 ヒゲのおっさんの言葉を聞いて、王様が驚愕していた。


「シリト! 今すぐマキと結婚してくれ! そして俺の息子になれ!」

「お父様、お黙りください」


 マキににらまれ、王様は萎縮してしまった。


 どうやら力関係は完全にマキの方が上みたいだった。



 俺達は城の中の祝勝会の会場に来ていた。


 音楽が奏でられ、豪華な食事がたくさん用意されていた。


 すでに会場にきていた人達は、みんな水着を基本にしたドレスを着ている。

 奇抜なデザインが多く、目を奪われる光景だった。


 そんな俺はというと、祝勝会が始まる前に二人っきりで話があると、マキにバルコニーに呼ばれていた。


「さっきの話、だよな?」

「ええ」


 マキは相変わらずメイド服だった。水着ではないのに許されるのは、マキが姫様だからだろう。


「魔界の事、ご存知なんですね?」

「ああ」


 マキはこちらを見定める様に見つめてくる。


 ここは、勝負に出てみるか。


「マキが魔界の、魔族の姫様で、人間に転生した事も、知っている」


 果たして、この世界のマキがゲームと同じなのか、どこまで同じなのかはわからない。


 何を言っているんだと言われる可能性もあった。

 頭がおかしくなったのだと思われる可能性もあった。


 だが、俺のその言葉を聞いて、マキはニッコリと笑った。


「そうでしたか。それは失礼しました」


 マキはスカートのはしをつまんで、綺麗におじぎする。



「改めまして、リリリフレート・アンドゥーナ・リリライと申します。ですがそれはすでに捨てた名。今の私は、マキ・ディア・ウミキタです。前世は魔族の姫、今はこの国の姫兼、スーパーメイドでございます」


 やはり、この世界でも、マキはマキだった。


「よろしくお願いしますね、ご主人様」


 ご主人様、それは魔法の言葉だった。

 その一言で俺は、マキの虜になってしまう。


 だが、そこはグッとこらえる。

 まだ聞きたい事があるからだ。


「に、人間界に来たのは、理想のメイドになる為、だよな?」

「ええそうです。本当になんでもご存知なんですね、ご主人様は」


 マキがこちらに近づいてくる。

 なんだか良い匂いがしてきた。


「私は完璧な、スーパーメイドになる為にこちらにきました。そしてご主人様を探していました。そんな中、あなたを見つけた。あなたの魔力はとても心地良いのです。まさに私のご主人様にふさわしい」


 マキが身体をこちらに預けてくる。


 ああ、たまらない。やわらかい、良い匂い。


 だ、抱きしめたくなってしまう。


「ご主人様、これも知っていますか? 今、魔界が悪しき者に支配されている事を」


 マキを抱きしめようとしていた手が止まる。


「それは……マキのお父さんがやられて、邪神に魅入られた新しい魔王が誕生した事、か?」

「ええ、本当に……なんでもご存知なのですね。ご主人様は、何者なのですか?」


 俺の胸に顔をうずめている為、マキの顔は良く見えない。


「いえ、それは後で。今、悪しき者はこの世界を支配しようと企んでいます。それを止めなければなりません。ご主人様、その為に必要な事は何か、それもご存知ですか?」


 それは……マキの力を得る為に、その、マキとエッチな事を……


「そうです。勇者の力が必要なのです」

「え?」

「え?」


 マキが顔をあげ、俺の目を見る。


「マキの力を高めるんじゃないの?」

「私の、力ですか? 確かに、それもひとつの手かもしれませんね」


 マキが考え込む。


 あれ? もしかして俺、先走った?


「なるほど、その手がありましたか……さすがはご主人様です。ですが、勇者の力が必要なのもまた事実です」


 勇者の力、か。


「すまん、俺はそっちの方は心当たりがない。何か良い方法があるのか?」

「はい、あります」


 マキはしっかりとうなずいた。


「伝説の勇者の装備。これを集めるのです。そうすれば、あの者達にも勝てるでしょう」


 伝説の、勇者の装備?

 クエファンには無かった設定だ。


「古来より、この国に秘匿されてきた伝説があります。魔の者現われし時、勇者の装備をまといし勇者が現れ、これを倒す。と」


 おお、なんだかありがちな伝説だが、ちょっとワクワクする。


 ユウも強さに悩んでいたし、ユミーリアがパワーアップするなら丁度いいかもしれないな。


「そして」


 ん? まだ続きがあるのか?



「勇者の装備が集まる時、桃色の尻を持つ者、更なる力を得て、全てを導く者となる、と」


「……え?」



 なぜか俺も、伝説のひとつとなっていた。



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