レベルアップ!
嬉しかったり楽しかったりの感情に浸りながらシャラさんと進めていくゲーム、その時間はとても充実していた。時にはゲームの事について難しい話もしたりするけど、それ以上に雑談とか一緒にプレイしていることが嬉しくて仕方ないユキセ。
いつのまにかお昼頃になり、お腹がキュルルとなり始めた。
(うーん...ちょっとお腹すいたかな。家に今何にもないし、スーパーにでも買いにいくか。シャラさんに報告っと♪)
「シャラさん!そろそろお昼時になりました♪お腹が空いてきたのですが今家に何にもなくて...買いにいくので少しの間落ちます(´∀`;)」
(あ!そっかもうそんな時間!!私も卵とベーコンとほうれん草あったから目玉焼きとベーコン&ほうれん草炒め物かな)
時計をちらっと見てまたパソコン画面に視線を戻し、お昼ご飯のメニューをさらっと決める。
キーボードは再びカタカタとなりだし、鼻歌も終わることなく続く。
「了解です~(*^ー^)ノ私もお昼にしますね!食べ終わったら私はインしますが...ユキセさんどうします?」
トントンと軽く歩き寄ると、青い髪をなびかせる。長めのフードつきワンピースに淡い青の髪飾りと聖杖、青一色にまとめてある。そんな可愛らしい彼女にトトンと近寄られればドキリもする。
(あぁ...可愛いなぁシャラさん...ていうかそんなに寄られたら...♥)
『ふ♥...あっ!声出てた』
思っていたよりにやけていたのか、自分でも気持ち悪いと思ってしまう。ふ、なんてホントに男なんだろうか。
「はいっ!またインするつもりです(*´∇`*)またインしたら挨拶しますね!」
「わかりました~(*´∀`)ノでは」
チャラリラン♪
「!!」
「!!?」
謎の音と共にlevelupと頭上に出た。初めてのレベルアップで固まってしまっているユキセ。シャラさんはおおっ、と歓声をあげながらぴょんぴょん跳ねる。
「おめでとうございます、ユキセさん(*´ω`*)...っとご飯はやくしないとですねwではでは、また後で♪」
「はい(*´□`)ノまた後で♪」
シャラは先にログアウト、女性だし料理作ったりするのだうか。
こちらはこちらでおめでとうと言われて有頂天な赤髪男子。お花のモーションがキャラクターのまわりをクルクルと回る。
何故かリアル的にも、人間的にもレベルアップ出来たように感じる。完全に錯覚だが。
しばらく喜んで一通り疲れた後、メニューを開きログアウトを選択した。