表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/5

Dream online

Dream online...?へぇ~、随分とこったつくりだなぁ。ものは試しに入れてみるか。そんなに容量でかくないし、やりたかったMMOだし。


開いていたページから公式サイトへ、そこで会員登録してダウンロードしてインストールして...書いてある通りに済ませ、今日は疲れたと言いながらパタリとベッドに倒れ混む。

それもそう、今日はある新人賞の授賞式だった。当然、参加者の一人として。越えられることのできない壁をまた感じた翔。

横になりながら、目をつぶりながら今日のことをグルグル考える。ああだった、こうだったと思い出す度に自分の無能さ、無力さを思い知らされる。


はあ...まさか最優秀賞をとったのがあんな小さな少女だったなんて。ペンネームは確か...「柚子の葉」だったかな。彼女の作品読んでみたけど凄かったな。柚子の葉ちゃんの世界観や発想、思想に見事に引っ張りこまれる。それに比べて僕は...やっぱり向いてないんだな、小説家。

うーん!疲れたなぁ...。


翔は軽く伸びをして冷たい冬布団の中に足を突っ込んで眠った。



翌日

朝から何もすることがない日曜日。いつもなら次の賞に向けて小説

を書いているところだったが、パソコンを起動させてゲームを始めた。

初期インストールの間中、ぽけーっと窓の外を眺める。あの鳥は自由でいいなあとか、今日は雲がちょっと多いかなあとか、平和を染々と感じていた。


ああ~、僕も年取ったのかなぁ、おじさんくさい事しか考えられないな。


そんなこんなでチャラチャラと初期インストールの終わった音がして、大画面に大きくDream onlineと出た。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ