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変化の予兆
「サボるのって案外緊張するな...」
人生で初めて学校をサボった俺は、あまり行かない街に行きいろいろな店を見て回っていた。
普段来ない街のため興味の惹かれる店ばかりだった。
「普段来ないとこだと新鮮味があるなぁ」
暮らしている街の感覚と今いる普段来ない街の差を考えながら歩いていると、
「なんか雰囲気のある店だ...」
路地裏にあった喫茶店が目に入り気になった俺は入ってみることにした
「いらっしゃい」
60歳くらいの店主がカウンターに案内してくれた
「ここらじゃ見ない制服だね」
「ちょっと気分転換に学校をサボって来てて...」
つい店主にサボりで来ていることを話してしまったが、
「そうかい、ならゆっくりしていきなさい。ここは悩みや迷いがある人が来やすい店なんだ」
この店に入ったことは偶然だと思っていたが、店主が言うなら必然だったのだろう。
「悩みがあるのなら話してみなさい。力になれるかはわからないけどね」
俺は店主のお誘いに乗るか悩んだ結果、
「聞くに耐えない話になりますけどいいですか?」
店主は優しい感じで
「どんな話でも構わないよ」
この人との出会いがこれからの自分に大きく影響するとは思ってもいなかった。




