第1話「夏の夢」
外で鳴いている鳥とセミの鳴き声で目を覚ます。
いつも以上にうるさいと思えば窓を開けたまま寝てしまっていた。
窓の外を見るとまだ薄暗い。
毎日夜遅く寝て、昼過ぎに起きる。
まるで中学生とは思えない生活習慣を送っている自分が珍しく早く起きていしまった。
昨日も夜遅かったけどなんだか頭がスッキリしている。
てかなんか...なんていうんだろう...とにかくなんかすごい夢を今さっきまで見てた気がするんだけど...思い出せない。
流石に早く起きすぎたので、二度寝をしようとするが、夢を無意識に思い出そうとしているからかなかなか眠れない。
目をつぶってからどんだけ時間がたったのかわからないが、暗かった外が少し明るくなっていた。
さすがに起きるか...
真っ暗な廊下を音を立てないように壁伝いに洗面所まで行く。
トイレを済ませ、歯を磨き、洗顔・保湿をして、寝癖を直す。
それから自分の部屋に戻り制服に着替える。
その間も思い出せそうで思い出せない夢のことに夢中になっている。
リビングに行くと母さんと父さん、姉、妹が朝食をとっていた。
「......え、あんたなんで制服に着替えてんの...?」
「あー...うん」
朝食を食べずにコップ一杯のお茶を飲みリビングを離れて玄関に向かった。
「い、行って...ら、らっしゃい...」
「.........」
玄関に集まった家族全員の顔を見つめる。
「行ってきます」
ドアを閉めた。
たまーに更新。
変更を加える可能性ある。




