"好き"の意味
「……へ?え…好き………ってどういう……え?」
「そのままだけど。
好きで大切にしたくて………愛してるってこと。」
理解が追いつかず固まる凛桜に
更に追い討ちをかけた雅
急に熱を持った凛桜の身体を少し強めに抱き直す
「ね?だから無理はすんなって言ってんの。
………凛桜?りーお!!」
「!!……ごめん聞いてる……聞いてます………」
徐々に柔らかくなった凛桜は
真っ赤になった顔を覆って蹲る
好き……?雅が?………私を?!
「ごめん……びっくりしすぎて…」
凛桜の問いに雅は溜息を吐く
「だよなぁ!結構頑張ってアピールしてたんだけど
全く手応えなかったし…」
「アピール?いつ?」
「…………これとか。」
雅がネックレスのダイヤに触れる
「別にスマホのキーホルダーとかさ、
常に身につけられる物ならなんでもいいわけ。
けど、やっぱりさぁ?」
凛桜の左肩に顎を乗せて少し笑う雅
「好きな人が自分があげたネックレス着けてるって…
いいだろ?自分のものって感じして。」
「………っ!!」
慌てて耳を塞いで振り向いた凛桜を
笑って見つめる雅
「ねぇ凛桜。俺の事好き?」
「へっ?えっと…好き……だとは思う……けど………」
そう言って俯く凛桜
好きではある。が、言いきれない…
この"好き"は果たして雅と同じものなのか?
親愛と恋愛……この違いがまだ自分には分からない
「大丈夫。まだ答えは出さないでいい。」
ポン…と凛桜の頭を撫でながら
雅は優しく微笑む
「だいたい何考えてるかはその顔見てれば分かる。
だから今は無理に決めつけんな。」
ワシワシと素直に撫でられる凛桜
「ごめん……けど嫌いじゃないし、
むしろ一緒にいて安心するっていうか…」
「おいおい!フラれたみたいになるからやめろ!」
大きく口を開けて明るく笑う雅に
凛桜もつられて笑った
「そうそう、お前はそうやって笑っとけばいい…
どんな答えを出しても俺は変わらず族長として
凛桜を支えるから。けどな…」
凛桜の頭を優しく引き寄せ
額と額を合わせる
「これからもどんどん攻めてはいきますんで。
改めてよろしくな?凛桜。………返事は?」
「…………はい…。」
よし!と笑って離れる雅
さっさと応急処置の片付けをし始める雅を見て
凛桜は火照る頬に触れる
熱い…心臓もうるさい……。
これから戦いに備えないといけないというのに……
「はぁ……どうしよ…。」
必死に平静を装いながら凛桜は静かに呟いた
凛桜さんオドオドです。
次回からは茨木童子との最終決戦にお話は戻りますが
引き続きよろしくお願いいたします!
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