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夜空の渡り人  作者: 澪露
妖力解放編
93/131

生きていると信じて



「雅様……?」

「え?あぁ……ごめん!」


錫から声を掛けられた雅は

自分が固まっていたことに気付き、慌てて苦笑する


「まさかこんな力を持っていたなんて思ってなくてな…確か錫の母親は銀様の侍女だったよな?

まさか母親もかなり強い妖なのか?」


雅の問いに錫は少し考え込む


「よく言われるんですけど、僕の母親は寧ろ力は少ない方ですね。父親…は産まれる前に亡くなったそうなので知りませんが…

昔から僕の稽古は銀様がつけてくださっていました。もしかしたらそれが原因かもですね。」



なるほど……基礎の基礎から英才教育なら

力の引き出しやすさも変わるのか……?

それにしても強力過ぎるとは思うが。



「まぁいいか。

それよりまだ余力はあるか?

今からすぐに凛桜を探したいんだが…」


「大丈夫です。お願いいたします。」



錫の言葉に頷き、目を閉じて集中する雅


静かになった周辺、更にその奥まで意識を伸ばして

自分の妖力を探す…。



「……?!いた!!!森の中だ……!」



山の中腹に微かに感じたネックレス内の妖力…

間違いない。そこに凛桜はいる!!!



はやる気持ちを抑えて周りを見渡す雅


大量の鬼が消えたとはいえ、

まだ上の方から続々と流れ出てきている。

戦力は大半を皓火に渡した方が得策だろう。


ならば……


「錫、3人ほど強い白狐を連れてきてくれるか?」

「承知致しました。1分ください。」



錫と同時に動き出した雅は烏天狗の隊長を一人捕まえて凛桜救出に加わるように伝えた



「私がですか?!……承知しました!」


やる気、歓喜。それに不安の混じった目…



「大丈夫だ。あいつは絶対に生きてる。」


雅は微笑みながら隊長の肩を叩く


「っ……失礼致しました!

救出作戦同行させて頂きます!!」


ビシッ!と敬礼する隊長を連れ、

雅は錫の元へと向かった




――――



「ねぇなんか外騒がしくない……?」


幸がグミでいっぱいになった口を開く


「確かにね。そろそろこっちも準備しとこうか」


凛桜は広げていたせんべいの袋を纏め始める



かなり遠いが、争う声や金属音が聞こえ始めた。

十中八九、雅達の襲撃が始まったのだろう。


「絶対…絶対来てくれると思ってた…!」


嬉しさと安堵で落ち着いてくる心を

一呼吸でリセットさせる凛桜


まだ何が起こるか分からない…。

気を引き締めなければ!



「幸、すぐに走れる準備して!

グミも食べるの終わ………っ!」



急に大きくなった複数の足音に凛桜の言葉が止まる


何かが走って近付いてくる…?!



「……幸、私の後ろに。

何があっても絶対離れないでね。」


「うん…!」



慌てて後ろに回った幸を確認して

凛桜は小屋の入口を警戒した眼差しで見つめた



小屋に近付いて来るのは誰なのか?


引き続きよろしくお願いいたします!

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