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夜空の渡り人  作者: 澪露
白龍の愛し子編
126/132

人魚の族長



「どう?変化は…」


凛桜が青い目で海の彼方を見つめる



「一瞬揺らぎはあったが…

それ以降は何も変化なしだな。」


銀はそう言って雅を見る


「………。わかりましたよ!

俺が先頭、凛桜を挟んで近付いてみましょう。

異変があればすぐに引き返します。」



雅の言葉に銀と凛桜は頷き、妖力の感じる方へと飛び立った



――――



真っ青な海原を飛び続けてしばらく経った頃、


「…!」


雅と凛桜が顔を見合わせる



「今揺らいだね。」


「あぁ。逃げられるかも……

銀様、俺が先行します!凛桜を頼みます!」


雅がスピードを上げて行き……



「うわぁ?!」


バッシャァァァン…



雅の叫び声が遠くから聞こえた瞬間、

無数の水柱が雅へ向かって襲いかかった



「雅?!」

「おい!待て凛桜!!」


銀の静止も聞かず、凛桜は刀を抜いて雅の元へと

猛スピードで突進する



「とりあえずこれを…叩き切る!!!」



凛桜の振り下ろした刃が

雅を捕らえている水柱へと触れる寸前、




「お止め下さい、貴女様まで捕らわれます。」



凛桜の目の前に1人の男が現れた



褐色の肌に金の短髪、

筋骨隆々な上裸に淡く輝く鱗の下半身



「……人魚だ…。」



目を丸くして固まる凛桜。

その人魚は少し下がり、恭しく頭を下げる



「お連れ様への御無礼、心よりお詫び申し上げます。見張りの子供がつい驚いて発動させてしまったようで…」



人魚はそう言って海面へと目を向ける


凛桜も続いて目を向けると、

そこには目に涙を浮かべて震える人魚がいた



「こちらも急に近付いてしまい申し訳ありませんでした。ですが我々は貴女方に危害を加えるつもりは無く…えっと…」



凛桜がどこから話すかを躊躇っていると、

銀が息を切らしてやって来た



「はぁっ…はぁ…!さすがに早すぎやしないか…?」


「銀様!えっとですね、この方が人魚の方で、

今からご挨拶をしようと…」



凛桜が話すのを聞いて人魚が小さく笑みを零す



「フフッ…!

いや失礼…貴女の事は存じ上げておりますよ。」



そう言って、胸に手を当て一礼する



「私は人魚の里族長の凪冴なぎさと申します。」


「族長?!これは失礼致しました。

私、烏天狗族頭領の凛桜と申します。

こちらが白狐族族長の銀で、

そしてあの……あそこでもがいているのが…」


「烏天狗族族長の雅と申します。

ってことで早く解いてくれませんかねこの術!」


雅は名乗りながら凪冴を軽く睨む



「すみません、その術大掛かりなものでして…

解術にはあと20分ほどかかるのです。」


「はぁ?!20分このままかよ!!」

「ブフッ……!」

「雅…なんかごめんね。」


キレる雅とお腹を抱えて笑う銀、

それを見て気まずそうに苦笑する凛桜



「では雅様を待つ間、詳しくお話伺っても宜しいでしょうか。」


凪冴は優しく微笑み、凛桜達へと目を向ける


「ここに来られたのは…白龍様が関係されているのでしょう?」


「はい、そして初代渡り人の方…先代の白龍の愛し子についても教えて欲しいのです。」



凛桜はそう言って凪冴へ目を向け、

事の経緯を話し始めた





とうとう見つけました人魚!!

……会ってみたいなぁ。


という事でついに人魚登場と共に物語の中心深くに潜っていきます。

引き続きよろしくお願いいたします!

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