倒す方法
2人で茨木童子の首に斬りかかった凛桜と雅。
首に刃が当たった瞬間、
「グウゥォォォォォオオオオオ!!!」
茨木童子の咆哮と共に多量の妖力が放出される
「引け!!!」
雅に腕を掴まれ、間一髪で妖力の爆発から逃れた凛桜
「何…あれ。」
「暴走の一歩手前なのかもな…
あの妖力で暴走なんかしたら大変な事になる。」
雅のヒリついた空気に凛桜は息を飲む
その間にも茨木童子はゆっくりと体を起こし、
黒いモヤを辺りに撒き散らしている
「なら…早くケリつけないとね…!」
凛桜の声と同時に2人は再び鬼へと刀を構えた
――――
ドゴォォォォ………ン
「凛桜!大丈夫か?!」
茨木童子の腕から振り飛ばされた凛桜に
雅が声をかける
「大丈夫……だけど、」
凛桜は起き上がりながら溜息を吐く
「これじゃ埒が明かないよ……
耐久戦になったら負けるのはこっちだね……。」
茨木童子が暴走しかけてから数十発刀を叩き込んできた。
だが、その度にすぐに再生されて反撃される…。
相当なダメージを受けているはずなのに、
目の前の鬼は変わらず元気に動いているのだ。
凛桜の隣に来た雅も同じく息を吐く
「そうだな。
アプローチを変えるしか無いだろうけど…。」
2人で悩んでいた時、
「お?」
「ん?」
後ろの森から感じる妖気…
「お待たせしました。まだやってますか?」
傍に降り立った錫は爛々とした目で2人を見る
「店みたいに聞くな!……けどやってる。」
雅は笑いながらそう言うと、
何かを閃いたように目を見開く
「どしたの雅?」
「いや、錫が来たから思い付いたが…
茨木童子、燃やしたらいけるんじゃないか?」
先程の凛桜による花火のような攻撃…。
理屈は不明だが、茨木童子から煙が上がっていた事から高温の爆発のようなものなのだろう…。
「で、あの攻撃が効いてたなら
俺達が切った傷を錫の炎で焼けば回復はしないんじゃないか?」
雅が言い終わると凛桜から気の抜けた声が聞こえる
「へぇーーー。なるほどね…
よく分からないけどやってみよ!
どうせこのままじゃ負けるんだし!」
「僕も同じく賛成です。
皆さんに合わせて燃やしますので…」
茨木童子はこちらを探して辺りを見回している
その姿からは疲労を微塵も感じられない…。
「まぁ……やってみるしかないよな。」
このままじゃダメなら試してみる価値はある。
3人は茨木童子の不意をついて同時に駆け出した
やーーーーっと茨木童子との決戦です。
お待たせしました。
早く物語進めたい……!




