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夜空の渡り人  作者: 澪露
妖力解放編
103/132

茨木童子と雅達



「銀様達行っちゃったね…」


既に遠くの点となっている人影を見つめる凛桜



銀の率いた大軍が到着してすぐ。

銀の指示により主力達にはそれぞれ担当が決められた



銀は術の知識に長けていることもあり、

補助の皓火と共に

黒鱗がいると思われる本殿へと向かった。



錫は本殿から出てきた主要な敵の殲滅



そして……


「俺達はあいつとのリベンジだな。」



雅が目を向けた石段の先…


禍々しい空気を纏いながら

大きな刀を肩に担いでいるのは一際大きな鬼。



「………茨木童子ね…。」


凛桜も同じ方向を向きながら顔をしかめる



前回は逃げるので精一杯だった…

あの時受けた傷の痛みが鮮明に蘇ってくる。



凛桜は右肩をさすりながら隣の雅を横目に見る



前回茨木童子と対峙した時に感じた恐怖や絶望感は

雅も記憶にあるだろう。

なのに何故…

この人はこんなにまっすぐ敵を見据えられるのか。



「……雅は怖くないの?」

「ん?茨木童子か?」


コクンと頷いた凛桜を見る雅


「んー…まぁ怖くないって言ったら嘘になるな。

実際前回は歯も立たなかったし…」


けどな?

ニカッと笑い、雅は続ける


「今回は大分勝機があるからな!

恐怖よりもやる気が勝ってるのかもしれない。」


「そういうもんなのか……」


「そっ!そういうもんなの。」


雅は凛桜の右肩にある手に触れ、優しく握る


「お前はただその力を思うままに振るえばいい。

今の凛桜はあの鬼を凌ぐ強さを持っている。

何も気にせずに茨木童子に叩き込め。」


「でも、まだこの力の制御も上手くいくか…」



今の自分が今迄と違うのはわかっている。

だが溢れてくるこの力を戦いながら上手く流せるのか…。



「全く……さっきまでの元気はどうしたんだ?」


不安そうに俯く凛桜を軽く小突いて歩き始める雅


「凛桜なら大丈夫。

それに…この俺が補佐してやるんだから。な?」


「してやるって……。なんで上から目線なの」


凛桜はクスクスと笑いながら雅に続いて歩き出した





「凛桜、茨木童子との戦い方なんだがな…」


石段脇の木に隠れながら雅は話す


以前の戦いでも感じた事…

恐らく茨木童子は妖力感知が苦手だ。


だからこそあの時は森に隠れただけで助かることが出来たのだろう。



「だから、凛桜は真正面から攻撃して茨木童子の気を引いてくれ。」


「わかった。で、……雅は?」



凛桜は身をかがめて足に妖力を集める



「俺は妖力を消しながら近付いて奇襲を仕掛ける」



雅は刀を抜いて構える



「オッケー。では前回の痛みをそのまま…」

「いやそれ以上の苦しみを与えて…」



「「あいつをぶっ飛ばすぞ!!」」



同時に動き出した二人。


凛桜は真っ直ぐに飛び上がり力を解放し、

雅は妖力を消して地を走って行く。



二人が向かう先、

茨木童子は不敵な笑みを浮かべて刀を構えた







次の話も雅達の戦闘です。

引き続きよろしくお願いいたします!

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