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夜空の渡り人  作者: 澪露
妖力解放編
102/133

要達と錫



生温い風が額の汗を冷やす。

その心地良さを感じつつ、

美花は自分を抱えている黒い腕にそっと触れた



「要…さっきね、

さっき声が聞こえたと思ったんだけど…」


〖僕モビックリ。多分妖力ガ増エタカラ…〗


「そうなのね…」


美花は目を瞑って要の腕を握る


「久しぶりにあなたの声が聴けて良かった…」



そんな美花を見て要は目を細め、

抱きしめる力を少し強めた




「ねぇ要、ここからどうする?」


美花はピョンピョンと木に飛び移って山を降りていく

要に尋ねる


〖美花ワドウシタイ?〗


「どうって…このままじゃ要は元に戻れない。

あの3人を取り戻さなきゃ…!」


〖取リ戻ス…ドウヤッテ?〗



美花に話したその時、要の動きが止まる



「ん?要…?」

〖マエ…見テ。〗



美花が前方に目を向けると



「スズ先輩……。」


「ここから先へは行かせられない。

だから、大人しく捕まって欲しい」



ゆっくり歩いて近付いて来る錫と距離を取りながら

要は美花を見る



〖ドウスル?コノ妖、多分強イ…〗

「だよね。……なら二人でやるしかないよ。」


要から降りた美花は持っていた刀を抜いて構える



「美花さん…止めた方がいい。

剣道とは訳が違うんだよ……?」


「だとしても!ここで終わる訳にはいかないの!

要を元に戻す為なら何だってやるって決めたの!!」



同時に向かってきた二人を軽く躱す錫



「美花さん、ここで戦えば無傷では済まないし、

要君もここで消えることになるんだよ。

それでもいい

「消えない!!!!」


美花の叫びが響く



「消えないの要は!!!絶対に消させない!!」


〖美花……〗



刀を握りしめる美花の手首が赤く光る

それと同時に要の中でも赤い光が灯る



「なにこれ…お守り?」


美花は自分の左手首を確認し、要を見る


〖オ守リ……アッタカイ……!〗


黒いモヤがより黒く、小さくなる



そんな2人を見て錫は刀を構え直す


要の妖力が強くなっている…。

まさか……共鳴してる?人と妖で……?



「……困ったな」


魂同士が呼応し合い能力を高めている。

通常夫婦程の絆で可能になるものなのに…


このまま要を殺せば繋がっている美花がどうなるかは分からない。


美花へ許されているのは"拘束のみ"。



「仕方ない…

美花さんと要君。二人を拘束します。」



「……絶対に要は消させない!」



美花が走り出すのと同時に要は錫の後ろへ回り込む



キンッ!


刀を交えて美花を止め、後ろの要を炎で後退させる


その隙に美花は一歩下がり、再度踏み込んで刀を振る


「はぁぁぁあ!!」

「あぶ……ないな!!」


再度刀を交えて応戦する錫


後ろを振り向いた時、


「っ……?!」


錫は黒いモヤに刀を捕まれ、慌てて手を離す



宙を舞って距離をとる錫


明らかに要君の動きが早くなっている。

そして刀を奪われた…


素手で二人を拘束…。



「本当に困った………。」



錫は刀を構えた二人を見て苦笑した



分担して戦っています。

今回は美花と要VS錫です。

引き続きよろしくお願いいたします!

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