9/84
第九話
バゾルドはそんな空気の中で、ギルドの内部で酒盛りしている男達に近寄る。
「なぁなぁ、それ美味しいか」
無愛想なおっさんどもに囲まれる男達に気にせず、指差す方向はスープとパンの耳が残った余りものだった。
「まじぃぜ、とても。それも毎回だけどな」
「ああ、ああ。悔しいがこれしか食うもんねえしな」
男達は同調する。バゾルドも頷き。
「やっぱ、麦酒が利くだろ。お前ら」
杯を交わすバゾルドと男達はいつの間にか、仲良くなっていた。
二時間弱、飲み交わすバゾルドと男達は酔い潰れるほど。良い思いをする。
居座り続けた男どもはデロンデロンに酔っ払っていた。
酔っ払っていた連中のともに、床に眠っていた。
迷惑なお客様だった為、放り投げられ。
いつの間にか外で、目覚めたのだった。