第二十三話
とある洞窟内、バゾルドはここで取れるたった一つの鉱石探しに同行していた。
”山追いのトカゲ団”と5人のチーム構成をした連中に参加していた。
アタッカーもちろん、タンクや中距離の援護射撃にも出来る為である。
彼等に同行した理由が甘い果実で少し燻るような味わいが嗅げる有名なロストベリーというとある鉱石のみに咲く花の果実がそうらしい。
其れを探しに同行し実際に同じ体験が出来るか行って見ようと思い参加した。
ウァンガネ、ガネットと呼ばれる男とノースターと呼ぶ女性が辺りを警戒し進みをよく尖らせる。
音や感知などを斥候が担い、危険や罠などのノースターが肩代わりする。
今は第七階層の中心付近の丁度階段辺りまで着いた頃に、フォルノ・ベックという弓使いのメンバーの一人が風魔法で周囲半径探ってもらっていた。
「ここにはない、まだ先の方に向かえばウォールドトータルがいるはずだ。そこに鉱石が多分埋まっている」
ウォールドトータルは体長17㍍でしかも固い特質を持つ。
ドラゴンの同等の力を持ち、威力はエンシェントドラゴンの鱗を易々と破壊する性能を持つ。
大抵の人間には、この魔物には相手ならない。
住処されている地域なら、鉱石や未発見な塊がごく稀に見つかることがある。
そこが今やダンジョンの中にあるのだから不思議に思う。
禁止された場所はだいたいが危険エリアと指定されている点で国やギルドの指定で決めている。
発見されていない地域には、ごくたまに到達する猛者がいることはよくある出来事として片付けられていく。
配信技術はとある魔術研究で生まれた目玉商品になっていた。
国ごとに習慣や文化の違いが出ていて、楽しいものと変わっていた。
視聴出来る市民や、貴族などは豊かな場所の国にしか発展していない。
バゾルドがいる場所には、まだそこまでの根付きは付いていない。
ウォールドトータルの傍にある鉱石が目的な為、誰かが其れを引き受けて時間稼ぎするしかない。
「じゃあ、俺が来た意味が出来たって感じだな。行ってこいよ」
バゾルドは銃と大剣を持って、対峙する為に構える。
山追いのトカゲ団の面々が頷き、走り出す一行を見送る。




