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第十二話
小さな穴が発見し、そこに古い酒樽が重ねていた。
「ほーん。ここにダンジョンねぇ。珍しぃ、町中にある事なんて毎日繰り返したらそんな忘れっちゅーのに」
バゾルドは少し嬉しそうにダンジョン内に入る。
「雰囲気は良いな、酒の臭いが強いけど。甘い匂いもするな、スライムか。好いな」
銃でコアを打ち抜く。大剣で群れになっていたスライム群に蹴散らして歩いていく。
「売れるアイテムねぇよな。コアもちょっとだせぇし、ミミックもすぐ居るし。樽に潜むなんて甘ぇって」
小型ゴブリンが出ても瞬殺で、精霊らしい生き物も物足りないほどだった。
トロールが多くの群れがいた。
「へぇ~。酒に関する魔物ばっかりだな」
命中させた後に大剣で首を裂く。
血が地面に濡れると、ひび割れた音が響く。
「そうやって攻撃すんの」
地面を弾くように銃弾を打ち出し、地面と敵に両方を同時発動させる。
寸分違わず両方に当たる。
「ギャンブル中毒者みたいに扱いやがって、そんなに甘ぇもん持ってねっちゅーのに」




