第十話
バゾルドは場荒らしとしてけっこう有名だったりする。
賭け事の関して鋭く、博打すべてが出禁になるほど。
酒でどうにか堪えているつもりだった。
たんまり儲かってしまい、その時はギルドに行ってぱーっと発散させるように酒に注ぎ込んでいた。
マスターからも、注意を受けるほどに。
見習いからベテラン冒険者まで幅広くそれは電波していて、ギルドからも国からもという二重の絡みで出禁になっていた。
バゾルドはその場その場でなんとなく分かり、賭け事には悉く制覇してしまう。
見合った賭け場には彼が審査員になってしまう屡々ある。
たまにそこにいた冒険者達は凄くラッキーな為こぞってギルドに来ていた。
闇のルートでも彼は出禁になっていることは知らない事実である。
正規ルートでも、ある程度は赦すがその先は出禁されている。
本気で挑まれると、自分たちの資金が尽きてしまうからだと言われている。
娼婦の方でも、有名で知られている。
世界中からバゾルドはすべてのカジノ、ゲームは出禁されたことが多い人間である。
ロームが培わされた知識と技量によって、ハクチャはめっちゃくちゃの資金調達環境整備方法を教えて、エノはディーラーの回し方からやり方まで教わって。
何度も繰り返す苦行というべき苦労は6年の歳月を越えるまで続き、突然終わったからだ。
解放されたバゾルドは自由に生きられることにひどく感謝した。




