第六十三話
そんな日々を過ごす俺たちは、上位の者達から馬鹿にされ続けた。
酒を理由は、ただ何となくからだった。
屑に落ちぶれていくさまを見ると、酒飲みに付き合わせる。
四階層モルクに、黄の身を取り出した卵と四階層で獲れた肉で今日の晩飯をつくっていた。
「食う飯はまじぃな」
焚き火で燃える炎の前でそんなことを呟く。
大剣しか、今は持ち歩いていない。
洞窟の端の方で片間っていたバゾルドは鍋と汁が滲み出た皿の上に乗った食材になんとなく食う気を失せる気分にさせていた。
「それにしても、コウモリやリザードの種類ばっか来るよな」
大剣で振るった剣は血まみれで、拭うのに一通りの時間を要した。
鬱憤が溜まるやつと、そうじゃないやつだいたい分かれる。
短気で、決めたがりに従って行動するタイプが多い。
そんなやつは生き方に不自由など感じていない。
誰かの言葉の上で立ち上がっても結局は自分のあり方にあるだけで何の関係もない。
バゾルドはいつもそうしている生き方はいつか苦しくなるんだろうなと思いつつ、食える分だけ食べるバゾルドはある。
5階層にジェノブル、名付けたのは誰だったか忘れたけど。
ダンジョンに知りたがりの男が付けた名前らしい。
一層ずつ変わった呼び名を付けて、遊んでいるやつはこの男だけだった。
まぁ。気にしないでそういうことしていたやつはバゾルドは知らない。
人間って何処まで欲望深いんだし、気にしない方向性に持っていた。
持っている剣は大して作られた経緯など知らない。
自分が大切にして、やっているからだと自慢するだといえばわかりやすい。
バゾルドは今までも、そうして生きている生き方が好きである




