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第六十一話
ギルドから逃走するバゾルドは、指名手配された。
誤って殺したことは後悔はしなかった!
あれをしなければ、ここにいる全員を生贄された可能性だって考えられた。
銃は結局、持ち歩くことはできないまま。
バゾルドは気ままな旅が始まった。
ブルドゥラ洞窟区間、第四階層モルク。
手持ち資金は銀貨80枚。
「あ~あ、やっちまった。金がねえ」
泊まるにも食事にも掛かる資金で一週間は持たない。
ダンジョンなり、金稼ぎは豊富にあるのに娯楽が都会にも田舎にもあるカジノですり減らし阿呆な奴等同様資金を費させる。
そうした原因の男達は多くは女や博打にのめり込んだものがいる。
どうしようも無い状態で歩く奴等なんて俺も同じぐらいそう思う。
路銀の金は使えば使うほどに溺れ狂う。
沼に嵌まったら出られない問題だった。
洞窟の端に腰を掛けるバゾルドは大剣を背にして疲れ体を動かす。
「モンスターも来ないから、安全って思ってもやべぇな」
銃は宿屋に置きっ放しで、今は取りに行けそうにない。
今の資金繰りしても、金は尽きるだろう。
今の手持ちにあるのは、小型ナイフにマッチとこの大剣のみだった。




