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悠久の冒険者になった男はどうでも良い旅行を決行する。  作者: jmoashit
男がダンジョンで潜り、お酒の嗜みを肥えるまで
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第五話

やっと、出口に付く。


ふぅ、出れたぁ。


迷路だった。


王都ってめっちゃクチャ広かったやんやな。


 「串一本くれんか」


「おおぉ、坊主やないじゃないかい。三日前会ったばっかだろ!」


そうだったっけ、まぉいっか。


「んーっ、旨いや。常夜オッチャンはいつもいい奴やない、今日一んちって不幸じゃない。それって俺の出来心?」


頭をげんこつくらわせる。


「お前さんは迷惑な客なのか、いい人ぶってんのか分からねえだぞ」


串焼きのオッチャンに殴られた。


「暴力反対!せっかく飯先にきたのに、殴ることねえだろ」


「こっちは営業妨害になってんのがわかんねーのか」


「いいじゃねえか。俺が減るもんだし、気にしない」


「お前さんのせいで、客が寄り付かねえじゃあねの」


バゾルドはいっつもこんな感じだったため街の嫌われ者と思っている。


そう思っているのはバゾルドだけであり、みんなは好意的認識している。


オッチャンは営業妨害など思っていない。


ただ厄介な客が来たという認識だった。


「モグモグ。ああ、美味しいな。オッチャン」


「バッファロー肉で焼いたものだからな。これ、黒いやつに漬けてみろ。もっと美味しくなるぞ」


「本当か?!じゃあ」


黒い水たまりに漬けて、口に入れる。


「うーん!!!おめえぞ!オッチャン」


「そうだろそうだろ、もっと食え」

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