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第三十二話
セレとララは有名人に成ってる人のことを話す。
「とある洞窟の話は知ってる?」
「知らない冒険者はいないよ、悪名でも珍妙にも映ってるらしいからね」
メイシュとロコは二人の話を離れた位置で聞く。
もしもに備えて、剣の手入れや部品の入れ替えの整理を組みながら。
ちょうど五年前、バゾルドがまだFランク冒険者で無理に来られたエノ、ハクシュ、ロームが連れて行かれた時の話。
第二鉱山と呼ばれる町に”何か”を食う怪物がいる情報を掴み、土壁が進化した銀鋼石にあった。
討伐依頼を受けた三人はバゾルドを連れていき、無謀にも土壁に当てる者たちだった。
何度も死にそうなりながら生き延び、また他にも逸話は存在する。
それが彼等の生き方だった。




