第二十六話
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食べる度に思い出す日々に、彼奴らが一緒に冒険していた記憶を甦る。
丁度七年前、王都に来た頃だった。
オイノボリな俺は、あちらこちらで歩き回り。
裏路地でも絡まれた連中に金は取られ、先輩冒険者らしき人物に奢られて、学んだことはどんなに田舎暮らしをしていようと冒険者になることは厳しい現実を押し付けられる。
俺はそうして、過ごす日々に彼奴らがやって来た。
三人組の冒険者達だった。
パーティー名は故郷の冒険者達と呼ばれる男達だった。
右から順にエノ、ハクチャ、ロームだった。
少しハゲ頭がハクチャ。
白いローブに、服装は女性っぽいのに男性なローム。
剣士のなりはしてそうだけど無愛想なエノ。
「なぁお前さん、身形がいい体格してんじゃねえか。いっちょパーティーに加わってくれんか」
エノが妙な言い方する男は姿見は健康そうである。だが、表情筋が全く動いていない。
「ふむ。好いじゃねえの、面白そうだから色んな場所に連れ回そうぜ」
「行動あるのみ、では連れて行こう」
問答無用に。エノ、ハクチャ、ロームは受付案内場に着くと一斉に手を窓口に置くと一言。
「「「こいつを連れてっていいじゃろうか」好いだろうか」良いか」
最後の一文だけおかしく曲がったメンバー達の出逢いだった。
あっちこっちで、高難易度のランクが付けられた色のクエストを無茶な言い回しで押し付けられて一緒に冒険をしていた。
不思議と落ち着いたと思った瞬間。
「好い旅だったのぅ」
「うんうん」
「いやぁ、おもろかったわ。あいつの表情」
「じゃあ、解散だな」
突然始まり、突然終わった。彼奴らの日々。
それが唯一の支えにならなかった。
毎日、酒を浴びる日々を繰り返すこと。
七年だったのだ。
当時のランクはF級クラスだったのだ。
なぜ、彼等は俺を連れ回そうとしたのか謎が残ったまま。
そうして迎えた当日の朝。
二人の共に連れて歩くこと数十分。
セレとララが同行する洞窟の向かう途中。
石ころのような魔石があちらこちらで、散らばっていた。
どうやら誰かがここでちょっと前に戦闘した様子だった。
無光石と呼ぶ謎の物体が辺り一面を覆う洞窟内は灯りを消すほどの放熱を繰り返しに浴びさせた形跡があった。
ゴーレムの戦闘だろうと痕跡だと思う感じだった。
「こいつ、インゴットになっていやがる」
「本当だ」
「魔石と同等の価値を誇っているかもしんない」
鉱石が埋まってある石を発掘したら良い金儲けは出来るが、今日はそんなことはしないと三人は誓った。
今回の依頼人はけっこうのお金持ちらしいと、聞いたのでちょっぴり拝借して貰おうと魂胆で今回のダンジョンアタックに挑んでいる。
先ほどの痕跡後に続き歩く俺たちは前へ向かって三階エリアに到着。
広々とした草原地帯の洞窟内だと思えない空間が目の前にある。
「今回の依頼がお目当てのハイゴブリンマスターだ」
「E級からC級クラスに変化したゴブリンですね」
「魔法と物理が得意としている。赤の紋様を手に入れること」
「赤と言えば、炎が浮かびますね」
「燃え盛る炎じゃないの?」
「その赤じゃなくて、緋を手に入れることだ」
二人は武器を構える。
目の前に、どこか不思議な格好をした二人組を発見する。
「見覚えない冒険者ですね」
「ええ、確かに」
「あれは何をやってるんだ」
浮遊する物体と、剣と杖柱で突くような攻撃を繰り返す人影が見える。
あっちこっちで、振り回させられる冒険者達はこちらに気付いて手を振っている。
「んっ? なんだ」
「こっちに来てるよ」
「やっちけった方が良い?」
銃を片手に構え、左手に大剣を囀るように引く。
切り落としに成功する。
球体のような何かは落ちて拾う。
「魔石?」
球体のように固まっている固体は武器のような雰囲気が漂う。
急いで駈けよってくる少女たちが俺たちの目の前を過ぎ去ってその石を拾い上げる。
「やったねお姉ちゃん」
「今月の給料が持つよニーナ」
涙ながら答える少女と、剣を携える少女が慰める姿はここにある光景には場違いな感じがした。
「おい、あんたらは初心者パーティーか?」
頷く二人に「あちゃー」と頭を抱える。
バゾルドはこの場に似つかわしくない表情でララとセレに伝える。
前に同じことした連中を思い出しただけに苦い思い出が残る。
「死ぬような真似はせんと思うが、見た限りB級クラスの冒険者に見える。下手をしたらこの場を吹き飛ばす化け物の場合もある。そして、お前達は初心者にしてはこの場慣れしている。剣の先に少し綻びがある。手入れと酷く丁寧だ。毎日欠かさない武器の愛情を感じる。スキルや知識の向上があると思う」
長々と久しぶりに喋るバゾルドに皆が唖然とする
「それと、その石が俺が倒したモンスターだからな」
奪うことはせず、威張るバゾルド。
セレとララは薄ら笑いする。
「貴女達は、あのゴーレムもどきを倒した冒険者だよね」
「きっつい、ゴーレムを倒した冒険者の実力は本物な気がするけどね」
セレは先程あった出来事を語り、ララは自分たちが冒険者だと証明出来ないか試みている。
「私は・・・」
口を塞ぐように手を引く少女。
「初めまして、メイシュ・クローレン」
淑女の礼を取りつつ、警戒する少女はメイシュ・クローレンと名乗った。
「とある依頼の為、極秘にやっています!」
「お、お姉ちゃん!!」
「ま、私達は貴方たちとは違う目的みたいだし。協力お願い出来ないかしら」
「お、お姉ちゃん」
怪しむ素振りさえ見せない少女と、もう一人の少女の困惑みたいな感じが俺たちに引き寄せたような雰囲気がある。
「引き受けた報酬は貰えるんで?」
「ええ、もちろん」
セレとララに確認するも、頷く二人に面白そうだからいっかとすませる。
目的のハイゴブリンマスターの討伐は七体の撃破と、イレギュラーの発生しつつ対処し。
五階の洞窟内に入る。
彼女達の目的の龍の個体が眠っているらしい。




