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第二十一話
ホイホイっと運び上げる荷物。
イーシャルは荷物運びの仕事を請け負い三日が経った。
魔法使いなのに、全く使わない人だった為。何度かパーティーを追放された経験を持つ。
羽衣を身につけ、立派な魔法使いの格好なのに使えない魔法使いとしてちょっとした有名人。
だいたい底辺クラスの職業と扱われる。
村から出て、何度も挫けそうに鳴りつつ。
こうやって、生き方を見直してつもりらしい。
「三番口でいいの?」
「ああ、大丈夫だ。あそこの倉庫に埋められば満杯になった商人が運んでくれるさ」
美丈夫にも見えなくもないイーシャルは報酬も貰うと次の仕事依頼を請け負う。
その内の一つに、大酒を買ってしまった。
楽しみに仕方なかった。
悪名の高い酒を買ったことはパーティーで知られることはないと信じてイーシャルはルンルンな気持ちで運び屋仕事を励む。
消費金額と、利益は十八金貨と消費が十八金貨である。
プラスマイナスゼロだった。




