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第十二話
飲み食いした連中は、凄く穏やかだった。
「ブロック状に固められているのが、ここ」
地図と、今いる位置をララが示す。
「追い出されて、何時間経ったや」
寒くてたまらない俺と、セレは震えていた。
まだ火が灯っているから安心だからだ。
ラーネットが火だるまを生成し、燃えている火に浄化させる。
より燃える炎の火が周囲の空気を暖める。
イーシャルは俺に一言言うと、槍一本差し出す。
「バゾルドなら、避けられるよね。大丈夫痛くしないから」
氷の槍が何本も生成し、避ける弾く蹴るといった動作と言葉の裏腹が読めない表情で、イーシャルは暖める方法だと思って行動した方が良いのか分からず。
結界を作ったり、連続詠唱しないで投げ続けるイーシャルはポテンシャルが高いのになぜあの場所にいたのだろう。
疑問にも思うが、そっちだって詐欺同然じゃん。とツッコミを入れたくなる。
魔法使いなのに、物理で攻撃しているあんたは凄いよ。
そう言いながらも、俺も同様なことは出来ているし。あいつらでせいで鍛えられたこともある。
「セレ、と言ったか。仲間になったんだし、温まらんか」
「いや、あんたが凄い冒険者様って一般常識に知られているから、無理」




