第十一話
そんな連中に、俺は同情なんてしないし。こんな業界じゃ当たり前すぎて忘れていたことだってある。
死んだら、終わりなんてあるある。
イーシャルが名指しで俺の名前を呼ぶ。
「あんたがここに運んだの?」
「いや、全く知らん」
投げた棒と串を持った四人は、肉汁溢れる何処で獲れたかわからんもんを皆で分け与えながら食べている。
俺もその一人だけど、寒いから勘弁してほしいところ。
代表して聞いたっぽいことに俺は知らないと答える。
四人の連中は、動揺することなく納得する様子だった。
「そういえば、名乗っていなかったけど。何でも屋バゾルドだ。前衛でも後衛でも活動できる冒険者」
俺の名前を聞いた途端、皆が困惑した表情に出した。
「あの冒険者がバゾルドだったんですね、Eランク冒険者がこぞって話題していた」
「ああ、言うなれば。詐欺同然でやり遂げる冒険者様は一人しかもいないと」
「なんか色々話題になってたね」
「パーティー内でもよく聞いた」
蔑まれているのか、貶して話題にしているのかわからんもんをしていることは別段可笑しくなかった。
「そこら辺知ってんなら、いいじゃねえか。飲み仲間何だし」
四人とも頷く。




