表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悠久の冒険者になった男はどうでも良い旅行を決行する。  作者: jmoashit
男がダンジョンで潜り、お酒の嗜みを肥えるまで
1/80

第一話

「はぁー、またやっちまった。あいつら、カジノするなって言ってたのに。はぁー」


狗狼の館という宿屋で男はため息をついていた。早七年冒険者パーティーになってベテランの冒険者になった。


ウォルドラムの宮殿に潜む罠を回避して達成したばかり、貴族達に面会して取り敢えず挨拶に回った。その時にお嬢さんにあった。


「ねぇねぇ、おじさんがあの冒険者なの?」


フレル侯爵の娘ネネと最初最後の出会い。


ウォルドラム宮殿は古くからあった歴史建造物だったのだ。


いつから、貴族達の間で使わなくなりダンジョン化した。


俺は古くからいる友人からはお馬鹿な男と呼ばれていた。


連中がむちゃくちゃな依頼ばかり押し付けられ、ちゃっかり受けてくるローム、ハクチャ、エノに付き合わされ、引率者として冒険旅行という名の苦行をやらしこむまれた。


ロームは親父の頃から付き合いで7歳から一緒の出会い。幼なじみである。エノとハクチャは王都の端っこに迷い込んだ時に知り合い、なんだかんだとロームと一緒にむちゃくちゃしていた。


五年半は一緒にいたのに、エノとハクチャが他のパーティーに移籍する話があり、盛り上がりお酒をぐいぐい飲み明かした。


二年の間は鍛冶師のロゼックに相談して、武器のメンテナンスを出していた。


その時期にロームが田舎町に帰るから、これ引き受けてと依頼書を俺に押し付けて、ロームは故郷のロゾンニに帰っていた。


王都で俺一人になり、やっと思いで達成した後に貴族の招待状が届く。


その後は俺はめちゃくちゃ腹を立って、カジノに打ち込み過ぎていた。


お金はすっかり減っちまって、所持金は宿賃を払える金額まで落ち込んだ。


やさぐれた俺にはどうしようもなかった。


「取り敢えず、宿屋主人にも伝えた方が良いな。今月のお金、もう使い果たしちまったし。依頼でも見て回るか」


冒険者ギルド《宵冥の絆》


「うーん、どれもいまいちだなぁ。これなんて良さそうだな」


「はい、受け付けます。この依頼で大丈夫ですか」


「メガライオンの討伐クエスト、受注してくれ。金がねぇだ!」


どれも、これもあいつらのせいだ。と責任転嫁する男は絡む集団などいなかった。


だって、この男は一番最悪な印象受ける人物像だったから。


男の名はバゾルド。Cランク冒険者であだ名はお馬鹿。


腕前、知識、経験はどれより豊富。しかし、付き合いがある冒険者の間では有名な冒険者だった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ