表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
滄海の遺珠  作者: 和田二香
1/2

“湖”のような生活を目指す!

「祝、自活…っ」


窓から少しだけ身を乗りだしグーッと伸びをする。

そよぐ風を頬で感じながら、目を閉じてみた。


風の香りが甘い4月。

子供の頃からずっと夢にみていた自立を叶えた。


神奈川の郊外、緑豊かなこの地方都市に拠点を決めたのは、大学生時代の夏休みにゼミの仲間と来たこの土地が気に入ったからだった。


大きな川があって森があって、そこから少し登った場所に街がある。そんな地形が良いのか、いつも心地好い風が吹いていてそれがとても懐かしく感じたのだ。


振り返るとなにもない部屋に、少し大きめのリュックと数箱の段ボール。ここからスタートだと思うと少々不安ではあるが、楽しみが完全に勝っていた。


イチから始めよう。

静かで自分なりに豊かで、優しい時間を過ごせる毎日。


これまでみたいには、もう絶対にするもんか。


ザアと強めの風が吹き込んで来たので窓を閉める。

そうだ、まだカーテンもない。

近くの商店街に行って、カーテンと今夜の夕飯をゲットだぜ。


パーカーを羽織って財布を持ち、玄関を出る。

しっかり施錠。

真新しいキーホルダーに付属の鈴がチリリと可愛らしく鳴った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ