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座椅子は用意しています。

真っ赤っか。

作者: caem。


「お祓いしないと、いけませんねー」 


 写真なんてまだ見せていないのに 


「おや、気付いておられませんか?」


 いったい何のことやら


 ひどい頭痛をなんとかしてほしかった


「あなたね? ずいぶん恨まれていますよ?」


 誰にたいしてもやさしくしてきたハズ それなのに 何でさ


 この住職は 馬鹿にしているのかよ 大枚叩いたのによ


「ほら、ここに居るじゃあありませんか?」


「はぁ~? 何にもいないじゃんか!?」


 心霊写真には 写り混んでいた 鬼の形相が

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