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異世界アイドルワールド  作者: たも
1/1

NEW WORLD

「こ、ここはどこ、、?」


少女は空を見上げてぽつりとつぶやいた。左右を見渡すも見たことがない景色。周りにはどこまでも続きそうな景色が広がっていた。

「草原!?な、なんで??私、登校しようと家を出て、それから、、」

少女、「潮見彩花」はゆっくり目を閉じて今朝のことを思い出す。「家を出て、学校に向かって、確か 横断歩道で動けなくなってるおばあちゃんがいて、、あ!?!?」


彩花は思い出した。横断歩道で赤信号にも関わらず動けなくなってるおばあちゃんを助けるために道路に飛び出した その瞬間トラックが突っ込んできたのだ。あまりの突然の出来事にパニックになっており、今の今まで忘れていた。


「ってーことは、ここが天国?」

思わず自分の身体に触れまくる。だが今までと変わらず普通に触れるし、どこも怪我をしてる様子もない。よくよく考えたらどこも痛くないことに気がついた。

「私 死んじゃったのかなぁ〜?あーあ、、まだやりたいことたくさんあったし、、、ちょっとまって!?!?北村千聖のライブ来週だったじゃん!!!くぅううう せっかくチケット当たったのに!!!くそぉおお」


「北村千聖」通称ちっひー

2030年台の日本アイドル界のトップランナーであり、

彩花の憧れの存在。全女の子が憧れるであろう美貌に、あざとさも兼ね備えた無敵の存在である。

来週 2/14は北村千聖のバレンタインライブが東京ドームで行われる予定だった。彩花も死に物狂いでチケットを手に入れたわけだが、


「推しのライブも見れずに死ねるもんか、、ちくしょー、、」「というか、ここは天国なんだろうか?広すぎやしないか?」


普通 天国でのイベントって言ったら天使様が迎えにきて空に昇って、みたいなベタなものじゃないのか?と疑問を抱く。

ここにいても何も進展と思った彩花はとりあえず歩き出すことにした。もちろんスマホも無ければ地図もない。

「実はここからあなたの第二の人生が始まります。みたいな展開あったらやばいんだけどな〜 そういえば私の好きな異世界系の漫画も似たような展開だっけ??まさか、、ね?」


独り言をつぶやきながら歩いていく。潮見彩花15歳。アイドルが好きな平凡な女の子。これといって学校で目立つわけもなく、積極的な方ではない。そんな普通の女の子の新しい人生のお話である。


続く

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