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第98話 幕間 呼び出し

本日2話目です。


 一眞達がディルク達ポエミ村の人と別れて村に向けて出発した頃、トレゼアの冒険者ギルドでは大きな問題に直面していた。


 現在、冒険者ギルドのギルドマスター室には神経質そうな男――青鋼の騎士団サブレギオンマスター――が一人と加賀隆と赤城由香、それから隆と由香が指導をする大河と伊織、それに加えてエミリアとエレメス。


 更には普段は殆ど居ないギルドマスターのジークフリードまでもがソファーに座って向かい合っていた。


 何故普段は殆ど居ないジークフリードまでもがその場に居るのか。

 それは事前に知らされていた事による。


 知らせてきた人物はフェアリスであるが、彼女はジークフリードに対し、いつもの如く感情が籠っていない口調でこう言った。


『今日、人族を4名助けた。その内の二人はとても大切な人族となる筈……だから貴方が対処をして』


 最初その話を聞いた時、ジークフリードはシバ君の事か?と思ったが、”二人”と聞き直ぐに違うと判断し、ならばと思い至ったのがレギオン”青鋼の騎士団”に所属する転移者二名の事だと悟る。


 天地大河と柊伊織。


 とりわけ天地大河は今まで訪れてきた転移者の中でも群を抜く才能を有した若者であり、英雄候補どころか勇者候補とまで言われてもいるが、フェアリスの目には天地大河は勇者として映っていない。


 にも拘らず何故フェアリスは天地大河を助けたのか。


 柊伊織は聖女になる器を有しているのだからある意味分かるが、何故勇者に近しい力を持つかもしれない男までもを大切な人族と位置付けたのか。


 エミリアからの報告によれば、二人は一眞と仲が良い。そして近い将来、司馬一眞と天地大河は一度は行動を共にするだろう事は既に決定事項のようでもあると。


 だが、二人の資質は近くもあるが、遠くもある。ゆえに互いが反目してしまう負の未来すら秘めているとエミリアは見ていた。


(その事にフェアリス殿程の人物が、気付いていない筈もないと思うんだけどなぁ……)


 フェアリスが口にした『大切な人族』の意味とは何だろうかと。

 彼女は決して預言者ではない。

 未来が見えるなどと言った類の能力を持ち合わせてなどいない。


 にも関わらず、彼女や彼女の皇国にとって今後の憂いを生むだろう行動を執った事が、ジークフリードには納得がいかなかった。

 そこまでの危険を冒してまで助ける価値があったのかと。


 ゆえにジークフリードはフェアリスの要請を受け入れた。それを見極める為に。

 能力が減退したとはいえ、自らが持つ、極めて稀な”眼”で天地大河という転生者を見極め、判断し、フェアリスの真意を読み取る為に。


(さてっと……アマチ君の事は”慧眼”を使えば直ぐに分かるだろうから良いとして、必要なのは奴らの動きに繋がる情報かな)


 そして今回、青鋼の騎士団の面々に降りかかった災難は、仕組まれたものだと既にジークフリードは半ば気付いている。


 ゆえに問題は、誰が、何の為にという部分でしかない。

 そして誰がの部分は凡その見当はついているゆえに、残りの、何の為にの部分を見極める意味も含む。


 帝国の戦力を削ぎたかっただけで大河と伊織を消そうとしたのか、それともフェアリスや自分が使える能力と同じものを持つ者がいるのか、という事を。


「大変だったみたいだね。あっと、そう言えばアマチ君とヒイラギ君は僕に会うのは初めてだったよね?」


「あ、はい」


「初めてです」


「じゃあ自己紹介をしなきゃね。僕は冒険者ギルドトレゼア支部のギルドマスターを任されている、ジークフリード=ローゼンブルグだ。一応、フォンなんて貴族の称号もついてはいるけど、まあ、今は関係ないから省略するよ」


 笑顔で気軽に話しかけて来られると、勘違いをしてしまう者は必ずいるだろうその口調と声色だが、目の前に座る人物が何者かを知ってしまえば、いかな心臓に毛が生えていると言われる大河であっても平静では居られない。そして当然、柊伊織も。


「あ、は、初めまして、天地大河です」


「ひ、柊伊織です」


(この人が数々の逸話を残す、大陸最強だった元冒険者……か)


 ほんの1日前、死を覚悟した大河や伊織にとって、この展開は全く予想だにしていなかった。


 帰りの高速馬車の中でも、どうして助かったのかいくら4人で話し合っても全く答えは出ず、結局は戻って報告してからという事にするしか無かった。


 そして青鋼の騎士団が所有するレギオンハウスに戻り、加賀隆と赤城由香の二人がサブレギオンマスターのグリードに会い、報告を行おうとした時、冒険者ギルドからの呼び出しがかかった。


 しかも隆と由香とグリードだけではなく、大河と伊織も同席するようにと。


 何故呼び出されるのかなど全員が瞬時に理解をしたが、全く理解が及ばない部分もある。


 あの時、戦闘前に召喚術師である由香が放った八咫烏ヤタガラスは、虚しくもオーガに駆逐されてしまった故に、自分達が口頭で報告をしない限りは誰一人として知る者はいない筈だったのだから。


 にも拘わらず冒険者ギルドはその事を既に把握している。


 そうとしか考えられなかった。

 だから5人は今もって困惑の色を隠せないでいる。


 全てを既に知っているかのような、目の前に座る背の小さなギルドマスターの視線を浴びて、更にその思いは深まった。


「さて、君たちは今、何故?といった疑問に尽きないと思うけれど、僕は君達4人がオーガに襲われた事を既に知っているんだ」


「え?」

「ど、どうしてです……か?」


 そうだとは思っていても、実際にそう告げられるとやはり狼狽してしまう。


 何故知りうることが出来たのか。

 そしてそれは答えて貰えるものなのか。


 しかしそんな疑問など全く不要とばかりにジークフリードはあっさりと答えを口にする。


「そうだよね、どうして?という疑問が湧くのは当然だよね。まあ、隠しても仕方がないから言っちゃうけど、僕の知っているある人物が、君らがオーガに襲われたのを助けたから。その人物が誰かなんてのは言えないんだけど、君らがそれによって助かったのは事実だよ。だから僕が事前に知ることが出来た。事前というか、事後だけどね?」


「そ、そうなんですか……」


 その人にお礼を言いたいという言葉は、既にジークフリードによって塞がれている。

 ゆえに加賀隆は、この後の言葉をどう繋げるかで一しきり悩む。


「だから報告をしてもらうような事は本来はあまり無い。あるとすればオーガと戦うまでの詳細な報告が聞ければいいかなという程度なんだけれど、すまないが、依頼を持ち込まれた時から教えて貰えるかな?」


「はい――」


 ジークフリードに促され、グリードは緊張をしながらも依頼を受けた時の様子を口にした。


 だが、それと同時に徐々にジークフリードの雰囲気に変化が訪れる。



「……一つ確認をするよ?」


「あ、はい」


「……本当に宰相……ケネスからの依頼だったんだよね?」


 少年のような風貌で、今も柔らかい表情を見せるジークフリードだが、その視線だけはまるで全てを見透かすかのような。


 よく、目だけは笑っていないという言葉を聞くことがあるが、今のジークフリードの目は、それすら生温いと思える程に一切の感情を排除した、深い漆黒かと思える程のものだった。


(あ、青い目が黒く見えるとか……こ、こんな事があるのか……)


 その視線を浴びた大河はそう思った。

 綺麗に澄んだライトブルーの瞳を漆黒と見間違えてしまう程に。


 自然と背筋は伸び、やましい事など何一つ身に覚えがないにもかかわらず、背中に汗が流れ、極度の緊張からか唇が渇き、呼吸が早まる。


 そして、不幸にも加賀隆と赤城由香にとっては、今浴びている視線が初めての経験ではない。


 以前、レギオン内での大きないざこざが起こった時の事を思い出し、しかも今回はその時よりも更に大きな圧力を浴びている隆と由香は、大河や伊織とは比べ物にならない程の恐怖を今現在感じてしまって居る。


(や、やはり土方さんが一目も二目も置くような人だな……心臓が口から飛び出そうだ……)


 いくら転移者であろうとも、いくら帝国でも五指に入るレギオンに所属しているとしても、それとこれとは別。


 そもそもトレゼアには殆ど居ないジークフリードに邂逅する機会など滅多にあるわけではないのだから、それだけでも緊張をする材料になるのに、今は以前浴びた探るような視線に射抜かれているのだからたまったものでは無かった。


 ゆえに宰相から直接依頼を受けたグリードにしてみれば、まるで生きた心地すらしない程だろう。


 しかもグリードは転移者ではなくこちらのヒュームなのだから、自分達とは違った畏怖も感じているのかもしれない。


(これは、グリードさんにはたまらんだろうな……)


 そう思いながら加賀隆はグリードの方を向けば、案の定額に大粒の汗をかいている彼は、極度の緊張からか唇が震え、上手く言葉を発する事すら出来ないようだった。


「あ、う……」


 肯定の言葉を口にするだけで良い筈なのに、その言葉すらグリードの口からは出てこない。


(仕方がないわよ……この人は特別だもの……)


 蛇に睨まれた蛙という言葉がしっくりきまくるグリードを見やる由香も、先ほど感じた視線に未だに体が震えている。


 レベル的に見れば、自身達が敬愛するレギオンマスターである土方亮介の方が上であるし、転移者が得られる恩恵を考えれば戦力としても上の筈だが、それでも目の前に座る少年のような風貌のジークフリードが発する気勢は土方の比ではなく、単純な戦闘力とは違う何かを感じずにはいられなかった。


 これ程までに異質な何かを感じる事になろうとは、青鋼の騎士団の5人、とりわけグリードと隆と由香にとって、驚きを通り越して驚愕ですらあったゆえに、彼等は誰一人として口を開くことは出来なかった。


 そしてそんな5人を見やりながら、少しため息を吐くエミリアとエレメス。

 それぞれが思う事は似たようなものだろうが、そこはそれ、立場の違いからか若干異なる。


(気の毒に……この5名は白だろうにな……)


(”慧眼”を使うに丁度いいからって、今使わなくても良いのに。……こういう所がお父さんの悪い癖なのですよね。自分勝手で何も考えていない所とか)


 そんな二人の思いなど気付きもしないジークフリードは、当初の目的の一つを消化できたことに満足をする。


(ふぅ~ん……アマチ君とヒイラギ君は、確かにフェアリスが言う通りかもね)


 だが直ぐに、場が異様な雰囲気に包まれている事に気付く。


(って、あ、あら? 僕、もしかしてまたやり過ぎちゃった?)


 その空気を漸く感じ取り、エミリアの少しだけ冷たい視線も感じたジークフリードは、場の空気を和ませるように少しおちゃらける。


「どうしたんだい? そんなに怖がらなくても僕は何もしないよ? 凄く優しいって評判だし」


 すると、皆に紅茶を配り終えたエミリアが、隅の丸椅子に静かに座りつつ澄ました表情で指摘をする。

 勿論、慧眼の事は一言も触れずに。


「ギルドマスターの言い方が不味いと思いますし、今口にした言葉もとてもわざとらしいと思いますね」


「え?……そ、そう? 僕ってもしかして盛大に威圧しちゃってた?」


 大河と伊織を意図して”視た”のであろう行為に対して、何を言っているのかと一瞬思ってしまったエミリアだが、この場で真相を知らせる必要もないのだからと思い直し、この場は父親の誤魔化しに付き合う。


「はい、物凄く。現にイオリさんなんて固まってしまって居るじゃないですか。死ぬ思いをされたにも拘らず、この場で追い込んでどうしようというのですか? この方達は被害者ですよ? ギルドマスターはその事を分かっておいでですか? よもや忘れていたとかおっしゃるおつもりでは無いでしょうね?」


 だが、仲の良い伊織に怖い思いをさせた父親に段々と腹が立ってきたのか、エミリアの口調にはいつにも増して棘があった。


 本当はもっと言ってやりたかったのだが、ジークフリードとエミリアに血縁関係がある事を知る仲間内は、いまの所一眞しか居ないのだからと少しだけ毒を和らげたようだが。


「あ……ご、ごめん。ついつい事の重大さを思っちゃって、ついつい本気をだしちゃったかも……」


 事の重大さ。確かにそれはジークフリードの本心だった。


 ゆえに慧眼を使用しなかったとしても、同じような視線で問いかけていただろう事はエミリアにも分かっている。


 だがそれとこれとはやはり違うと、エミリアは言いたい言葉を口にする。


「ついついで威圧されては被害者の方はたまったものでは無いと思いますよ」


「あう……すまなかった。謝罪をするよ」


「い、いえ……」

「ハハハ……」


 膝に手を置いて頭を下げるジークフリード。


 謝られてどうしようかと困惑する隆達や苦笑いを浮かべるだけのエレメスと同時に、既に手遅れだと言わんばかりにエミリアは父親に非難の視線を送る。


 最愛の娘からの非難の視線を受けて、若干泣きそうになったジークフリードだが、立ち直りの速さも一級品の彼は、一つ咳払いをしてもう一度同じ質問を繰り返す。


「コホン……じゃあもう一度聞くけど、青鋼の騎士団に直接依頼を持って来たのは、宰相のケネスからで間違いないんだよね?」


 今度は”慧眼”は勿論、極力気勢も籠めずに口にした。

 しかも視線を向ければ委縮されかねないと判断し、あえて視線を逸らしながら。

 そこまでの気遣いを見せて、ようやくグリードが口を開くことが出来た。


「は、はい、ケネス閣下からの要請でした。ですが、ケネス閣下自らが寄越したわけではないのです」


「という事は、ケネスを騙ってという線もあるってことか。依頼書は手元にある?」


「あ、はい。ここに」


 そう言いつつ加賀隆は、マジックポーチからオーク討伐の依頼書をジークフリードの前、テーブルの上に差し出した。


 それをジークフリードはひょいと拾い上げ、まじまじと確認し、そして目を細める。


(ふむ……これは全て本物だなあ。でも偽造ではないとなれば余計に変だ……)


 一通り確認し終わり、君も読めとエレメスに渡しつつ、膝の上に肘を置き、少し前かがみになったジークフリードが口を開く。


「大体わかった。この事はこちらで調べるから、君たちは今回の出来事を無暗に口外しないで欲しい。それと、依頼達成の可否を依頼者にしなきゃならないだろうけど、こちらから連絡を執る手段はあるかい?」


「い、いえ、8月1日にもう一度来るとしか」


(こちらから連絡を執る手段が無いのは貴族相手なら有る話だねえ……)


「ふむ……じゃあ、それについても少し考えが有るから後日エレメスに指示を出させる。グリード君はそれに沿って行動をしてくれないかな」


「は、はい」


「今回の事で納得できない部分もあるだろうけれど、もしかしたら少し大きな話になるかも知れないからね」


「あ、いえ。もともと冒険者ギルドには全く関係が無い依頼の話ですから、調べて貰えるならそれで」


 加賀隆の返事を聞いたジークフリードは小さく頷く。


「そこは気にしなくても大丈夫。あと、君たちは今現在不安を抱えているだろうけれど、それも心配をしなくていいよ」


「そう、ですか?」


 実のところ、隆はその部分が一番の懸念材料であった。


 もしもオーガとの邂逅が偶然ではなく自分達が狙われた結果だとするなら、また狙われる可能性は十二分にある。


 4人の中の誰か一人を狙ったものかもしれないし、もしかしたら転移者だからという理由かもしれないけれど、狙われているなら安穏と日々を過ごすにはあまりに無防備すぎる。


 隆自身と由香ならレベルが高くある程度は自衛出来るだろうが、大河や伊織はいまだレベル40に届かないのだから。


 故に隆は、拍子抜けしてしまう程に軽い口調で大丈夫だと言われてしまい、思わず聞き返した。


 本来ならばギルドを通していない依頼なのだから、自分達で処理をしなければならないだろうと思いつつ。


「うん。仮に嵌められたと仮定をして話をするけれど、そうなれば今回君たちが助かった事は直ぐに相手に知られる事になる。依頼を達成したって報告もするだろうし、失敗をしたと虚偽の報告をしたとしても直ぐにバレてしまうだろう。何せ全員生きているんだからね」


「そうでしょうね」


「でも、オーガが、嵌めた奴らの差し金で、それを撃退したとなれば、君達以外の力が動いている事は容易に想像できてしまうのも確かで、間違いなく背後を探ろうとするだろう」


「そうでしょうね」


「うん。だからそうなれば僕が動いたという事も当然ながら知られるし、そう思わせるように仕向ける。これでも帝国の中でそれなりの力を持って居るつもりだからね」


 少し踏ん反り返りながら、心配しなくても大丈夫だと口にしたジークフリードの言葉は、膨張でもなんでもない程の力を持つ。


 それが理屈ではなく肌で感じられた5名は、黙ったまま頷いた。


 そしてジークフリードには、自身が今回動く事で隠す事が出来るだろう、ある狙いもあった。


 司馬一眞から目を逸らさせるという狙いが。


 その分、大河や伊織に危険が及ぶ可能性も生まれてしまうが、そもそもこの二人は英雄候補と聖女候補なのだから、それだけでも狙われる可能性は大いにある。


 あとはもう少し土方に対して二人をサポートさせればそれで足りるとの目算があった。

 兎に角、今はまだ司馬一眞が奴ら・・に知られるのは不味い。


 せめて目の前にいる加賀隆程度に育ってからでなければ。

 それでも本音を言えば足りないのではあるが、エミリアと同じように、ジークフリードも、一眞の秘密を隠し通せる自信がなかった。


 彼の加護は恐らくは勇者に繋がるだろう。


 だからこそ隠し続けるには無理がある。


(よりによって今回いきなり鬼人オーガ族を差し向けたって所が、余計に時間の無さを表しているんだよね……)


 そう思いながらジークフリードは、目の前の5名を見やっていた。


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