第81話 レア装備と歯切れの悪いゆるキャラ
本日3話目です。
予約投稿をミスしまして遅れてしまいました。
「煩い奴だな朝っぱらから」
ガニエさんは耳を指で塞ぎながらそう言うけれど。
定価4000万ゴルドもする剣とか何考えてんだ!このおっさんは!
しかも市場に出れば倍以上って事じゃねえか!
倍以上っていえば億だろ!!
そんな価値のある武器をぶら下げて町を歩くのなんて不安で仕方がないって。誰もかれもが泥棒に見えそうだ。
というか、常に1億持って歩いている自分の姿を想像して寒気がして来た。
「ちょっと落ち着かせてください……」
「ふふふ。だから言ったじゃないですか。カズマさんはきっとびっくりなされるって」
「そりゃびっくりもしますよ」
それに、どこの世界に1000万で作ってくれって言って2000万で作って来る職人がいるっていうのか。
あ、ここに居たヨ。
「まああれだ、ゴルドは持ってるってーのは知ってるし、言っただろ?レベル70まで使える武器を作るってよ」
「そりゃ言いましたけど……ってレベルが10増えてる気もするけど。いや、まあお金は良いんですけどね?正直に言うと」
「じゃあ何が不満なんだ?形か?」
「いえ、形はすっごく嬉しいです。片刃の剣がこっちにもあるなんて知らなかったし、実を言うと作って欲しいなとは思ってたんですけどね?」
「じゃあ良いじゃねえか」
そう言われると、元々降って湧いたようなお金だし、良いのか?
確かに良いんだけど、ちょっとだけ解せぬ。
そう思っていたらエミリアさんが口添えをするらしい。
「前にも言いましたけど、武器は一番先に自身の身を護る装備です」
「そうですね。そう聞きましたしそう思います」
「聞けば大金貨1枚で作って欲しいとカズマさんはお願いして、作って見せられたものが大金貨2枚の物にしてしまったおじ様に多大な問題が有りますし、顧客の要望にも応えられないどうしようもない駄目すぎる職人ですけど――」
「んなっ!え、エミリアちゃん……」
味方だと思っていたのかどうかは知らないけれど、エミリアさんのディスりにガニエさんが悲しい顔を見せた。
それを見てもエミリアさんは意に介さないらしい。
「少し黙っていて下さいおじ様。……それでですね、多大な問題がおじ様にあるなのは間違いないと私も思いますけど、きっとその武器はカズマさんにとって必要な武器なんだと私は思いますよ。ですから今回だけは目を瞑ってその武器を手に持っては如何かなと」
なるほど。
「わかりました。流石エミリアさんだ、うん納得」
「んなっ……」
俺はあっさり引き下がった。
だって師匠が言うんだから仕方がないじゃないか。
ガニエさんは大きな口をあんぐりと開けて固まってしまったけど。
「まあ、ちょっとびっくりしただけなのと、ガニエさんの装備って市場価値がとんでもないって聞いたんで、町を歩くのが恐ろしいって思っただけなんですよね。だから物に不満なんて何もありません、有難うございますガニエさん」
「お、おう。じゃあ使え」
今度はガニエさんがどうにも納得できないような表情を見せるけれど、それでも握ったブレイドを俺に差し出した。
受け取って、改めて出来上がったブレイドを見やる。
作り方は当然違うだろうし波紋は無いし鍔の形状は日本刀のそれではないけれど、刀身は若干反りがあって形だけを見ればまんま日本刀。
「こりゃあ天地が欲しがるわけだ……」
「やっぱりそうか?」
「はい、魔法で作るから造りは違うと思うんですけど、形はまんま同じだし、綺麗なのも同じですからね。凄く切れそうだ」
「おじ様の渾身の作なんだそうですよ?」
「ふ、ふんっ……たまたま上手くいっただけだ」
エミリアさんの言葉にガニエさんがツンした。
でもミートボールのようなドワーフが照れ隠しでツンしても誰も得をしない。
とはいえ、見ているだけで何でも切れるんじゃね?このブレイドと思えて来るくらいだから、相当良い武器なのは間違いないだろう。
しかも青白く光る刀身をよく眺めていると、ラメのようなキラキラと光る点が無数にあるし。
「この光ってる粒々は何です?」
「それか? 何だと思う?」
ニヤリと笑って逆に問題を出して来たゆるキャラ。
いや、分からないから聞いたんですが。
何言ってんだ?この人と思いつつも予想してみる。
聞いてくるという事は俺が知っている魔獣という線が強いだろうから……。
「ギガスボアの牙です?」
「いあ……流石にそこまでデリカシーが無いとは思わないでもらいてえが……」
「ハハハ……」
困った表情を見せるガニエさんを見ると、リュミさんに叱られた時の事を思い出した。
あの時は結構しょぼくれてたなと。娘さんの名前を出されてだけど。
でもじゃあ何だろう?
ヒントを求めて俺の隣を見ると、何時もの様にニコニコしているエミリアさんしかいないし。
「ヒントはエミリアちゃんに関係してる」
もっと分からなくなった。
「わかりませんよ……」
「それはな、ユニコーンの角だ」
「い゛っ!?」
ついエミリアさんちの馬車を曳いていたユニコーンを思い出して顔が引き攣る。
もしかしてその角を折ったのか!? おっちゃったのくぁ!?
途端に不安になって恐る恐るエミリアさんを見やる。
すると直ぐに気付いたエミリアさんは手をブンブンと振りつつ否定を。
「あ、違いますよ? 確かにあの子達の角を使ってもらいましたけど、ユニコーンは何年かに一度角が生え代わるんです。だからカズマさんが思っているような事ではありません」
その言葉を聞いて胸を撫でおろす。
「あ、ああ……よかった……思わず恐ろしい絵面を想像しちゃいましたよ」
「ふふふ」
「ユニコーンの角はな、魔力伝達に優れてんだ。魔法剣士が使うには丁度いい」
「え? あれ? でもまだ武器を作って貰うって話をした時は魔法剣士の魔の字も出てなかった筈ですけど……」
ガニエさんに朝会ってから、その後エミリアさんと話をしたのだから順番が逆だ。
不思議に思いつつエミリアさんを見やる。
「私がその日の内におじ様にお伝えしました」
「そういう事だ」
その時気付く。
俺は自分が知らないだけで、俺の為にこの人たちは裏で多大な労力を払ってくれているのだと。
いや、知っているつもりは有ったんだけど、それ以上にこの人たちは俺をサポートしてくれている。
そう思うと申し訳ないやら有難いやらで目頭が急に熱くなる。
「……」
「ど、どうしました?」
俺が黙って俯いてしまったのを心配したエミリアさんが聞いて来た。
「いえ……ほんっと何て言って良いか、ありがたいなって」
「ふんっ……何もタダでってんじゃねえんだから、そこまでしみったれるな。それに俺らは仲間だろうが。仲間が仲間の為に動くのは当たり前だ」
まあそうなのかもしれないけど、それでも俺はこの人たちの気持ちが嬉しかった。
その後、持ち歩く勇気が持てずにさっさとチタニウムブレイドをマジックポーチへ仕舞い、再度エミリアさんにお礼を言い、今度は防具をとなった時、二階からプリシラが降りて来た。
「あ、お早うございます皆さん。まだカズマさん達は出かけてなかったんですね?」
「おはようございますプリシラさん」
「いよぅ」
「おはよう。頼んでいた装備が出来上がったらしくて、わざわざ持って来てもらってたんだ」
俺の説明にふんふんと頷きながら、プリシラは俺から直ぐ近くのテーブルに腰かけた。
やっぱおっさんの隣は嫌だよね。
どうぞと大きな体を縮めながら席を開けたガニエさんが少し寂しそうな表情を見せたけれど、生憎とプリシラとガニエさんには接点らしきものは一切ない。
会うのもこれが二度目くらいだし、恐らく今後も殆ど無いだろうから、警戒をされても仕方がないだろう。
現に俺の武器を見ても、金属武器だからかどうかは分からないけれど、さほど興味がないのか、これでもっと狩りが楽になりますねと軽く口にした後は、直ぐにトレーを嬉しそうに抱えて朝食を山盛りに盛り付けだした。
プリシラにとっては金属武器や防具よりも、ビュッフェの品ぞろえの方が大事だ。
それが更にガニエさんをしょぼくれさせていたりもしたけれど。仕方がないじゃん、興味がないんだから。ガニエさんがローブに興味が無いのと同じだよ。
俺とエミリアさんはそんなガニエさんを見やりながら苦笑いしか浮かばなかった。
それなのにエミリアさんは更に追い打ちをかける。
「時間もあまりないので、おじ様? 無意味に落ち込んでいないで防具の方をさっさと出してください」
「はぐっ……ん、まあそうだな。じゃあ次は防具だ」
塩っぽい言葉に納得できないと言った表情のまま、ガニエさんはマジックポーチから真新しい防具を一つずつ取り出してテーブルの上に置いた。
形状は以前使っていた金属の軽鎧と同じで、動きを阻害されないライトアーマーやポールドロンとアームガード。そして新たにグリーブなる足首から膝までを覆う脛当ても。
だが、その防具はまたしても薄く青白く光っていた。
「ちょ……これもですか……」
「ん?ああ、ミスリル入りだ。ミスリルってーのは便利な鉱石でな、使い方によっちゃー硬くもなりゃあ柔軟性も持たせられる。だから高価なんだが。……お、俺はわざわざミスリルを使わなくても良いとは言ったんだがな?」
何となく防具を出してからのガニエさんは情緒不安定のように見える。
表情は余り変わらないけれど、しきりに貧乏ゆすりをしてみたり、額に汗が滲んだりしているし。
「流石ラウラちゃんですね。金属鎧なのにとても動きやすそうです」
「ん? あ、ああ。まだまだだがな?」
「ふふふ」
これでまだまだなのか?
ガニエさんから受け取った防具を手に持ってみると、その軽さに驚く。
以前買った金属鎧の半分程度しかないような気がする。
俺は受け取った防具を徐にその場で着用してみた。
インナーだけになったけれど、下半身は脱ぐ必要もないので上半身だけだ。
それでもプリシラやエミリアさんの視線が気になったけど、着用してみてもやはりこの防具は凄いと分かる。
「これ……すっごく軽い……」
「だろう?そのくせ防御力は十分だ。ステータスを見てみろ」
まだまだと言ったのに、何故か誇ったように踏ん反り返るガニエさんに言われるがまま、ステータス画面を開いて見る。
【ヒューム 17歳 Lv30】
ATK=176 MATK=75
STR=176 INT=75+8
AGI=126 DEX=156
VIT=129
DEF=129+190 MDEF=75+73
所持金62,000,000
経費2,400,000
「うわぁ……」
「どうだ?倍くらいには成っただろ?」
倍どころでは無い。
以前使っていた金属鎧の数値は覚えて居ないけれど、皮装備から見れば3倍になった。
しかも魔法防御までついてるし。
「はい……防具のDEFが190になっちゃいました……MDEFも73……」
「ふ、ふごひでふ……」
これにはプリシラも流石に驚いたようだ。
スクランブルエッグを山盛りに掬ったフォークを口にくわえたまま喋ってしまったらしく、上手く言えていないけれど。
「それもレアで作ったようだから当然だろう。の、ノーマルでも良いと言ったんだがな……」
本当にどうしたんだろうか?
どうもガニエさんは何かを隠しているような気がしてならない。
「何か隠してます?ガニエさん」
「んなっ! そんな訳があるか! 俺はむ、む、娘が作った防具を持って来てやっただけだ! それだけだ! それ以外はねえ!」
そりゃそうなんだろうけど。
俺の隣ではまたしてもエミリアさんが笑っている。きっと何かを知っているに違いない。
なので今度はエミリアさんに聞いてみる事に。
「エミリアさん、何かあるんですか?」
「さあ、どうでしょうか?ふふふ」
絶対になにかがある。
ジト目を向けてもどこ吹く風のエミリアさん。
方や盛大に脂汗を流してしまっているガニエさん。
こりゃあ、今日にでも工房に無理やり行ってみるか。
そう思ったらエミリアさんが口を開く。
「ですが、おじ様が言われた通り、ラウラちゃんが忙しいのは嘘ではない筈です。それにも理由はあるみたいですけどね」
そう言ったエミリアさんは、今度はガニエさんの方へ含みを持たせた視線を投げかけると、やはりというか居心地が悪いのか、ガニエさんは手で汗を拭いながら視線をあからさまに逸らした。
「ぅ……」
「まあいいです。今度ちゃんとお礼をするだけだし。それで、防具はいくらですか?」
「い、いらねえ」
「は?」
「いらねえらしい」
そっぽを向いたままそう言った。
その言葉にエミリアさんも少し驚いたようだけれど、どうやら理由を知っているからか、直ぐに表情を和らげた。
「そうですね。ラウラちゃんの性格ならそう言うでしょう。理由も理由ですし」
「う、うむ……」
「いやいやいや、これって全部合わせたら武器と同じくらいかそれ以上はしますよね?」
「うむ。使った材料はチタニウムブレイドよりも多い」
「だったら!」
「カズマさん?」
「は、はい?」
「恐らく行かれれば分ると思いますから、一先ずは受け取ってみてはいかがですか?」
「え?」
俺がどういう理由で駄目だと言っているのかなんて、十分に分かっている筈のエミリアさんがそう言うという事は、きっと明確な理由があるのだろう。
その理由すら教えて貰えないなんて、なんて理不尽だとも思うけれど。
「なんてことだ……」
恨めしそうにエミリアさんを見やるけど、ほんとエミリアさんって動じない人だな。
思えば俺の無茶な行動以外で動じた所なんて見た事がないくらいだし。
って、あれ?
もしかしてエミリアさんって俺の事を気に入ってくれてる?
ふと明後日の方角に意識が向き、途端に心臓の鼓動が早まる。
いや、まさかねえ。でももしかしてワンちゃんある?
そう思えば思う程にエミリアさんを意識してしまう。
とはいえそんな事ばかりを考えても仕方がない。
俺は強引に意識を戻してガニエさんに言う。
「じ、じゃあとりあえず受け取ります。それで実際にお礼を言った時にどうするか話をしたいんで、出来れば今日にでもお礼をしたいんですけど」
「い、いや……さっきも言ったように娘は今忙しいからな、また今度でいい」
そこまで言うなら仕方がない。
絶対に何かあると分かっているけど、俺は諦めて言う通りにする。
「わかりました。……じゃあどうしようかな。明日からちょっとゴブリン退治に出かけようと思ってるんで、それから帰ったら一度お邪魔します」
「お、おう、それでいい」
「カズマさんとプリシラさんでゴブリン退治に行かれるんですか?」
不意に口にしたゴブリン退治の言葉に、エミリアさんが反応を示した。
「あ、いえ、昨日の晩に相馬さん達に誘われたんですよ。ランクアップの為にも早めにゴブリン退治に慣れようって。な?」
「んぐっ、んぐっ……はい!」
プリシラに同意を求めるように言うと、彼女は口に頬張った食べ物を急いで飲み込んだ。
それを見て、食事中のプリシラに話を振るのはやめようと思った。なんか申し訳ない。
「そうでしたか。でもオークの巣は駄目ですよ?」
一瞬心配をするような表情を見せたけれど、5人で行くと知って直ぐに表情を和らげた。
過保護すぎますよほんと。
っていうかオークまだ行けませんって!
その後、チタニウムブレイドの代金である金貨20枚を支払うと、用事は済んだとばかりにさっさとガニエさんは帰って行った。
何となく帰る時の背中に哀愁が漂っているような気もしたけれど、どうやらそれはラウラさんに繋がるんだろうなと。
とは言っても、会った事もないのに何故こうもガニエさんは警戒をするのか。
もしかして俺が娘さんを気に入るかもしれないって警戒しているのか?
それとも会ったことあるのか?会った事ないよな? うーん……。
不意に以前助けたドワーフの女の子の事を思い出したけれど、何気に名前を忘れてしまって居ることに気付く。
あれ?……なんて名前だっけ?
あの時は割と自分自身が落ち込んでいる時でもあったし、シチュエーション的にも結構慌ただしかったしで、名前をすっぱりと忘れてしまったな。
うわぁ……。
自己紹介をしたのは覚えて居るのに相手の名前を忘れるとか、ありえんわぁ俺。
一人でもんもんと自己嫌悪に陥っていると、いつの間にやら朝食を食べ終わっていたプリシラが、この後どうするのかを聞いてくる。
「この後ってどうされるんですか? エミリアさんに魔力回路を新たに開いて貰うって昨日ききましたけど」
「ああ、んと、ヘルミーナさんちに行ってそこで回路を繋げて貰うんだ」
「そ、そうですね」
繋げて貰う方法が方法だけに、エミリアさんの頬が一瞬で赤くなる。
あえて意識をしないように俺は努めているのに……。
「ではわたしも一緒におじゃまをしても良いです?」
「いいけど、今日は何も予定はない?」
「はい、明日から遠征ですし、野営もしなきゃかもなので、1日ゆっくりとしようかなって思っていましたから、予定は入れてません」
「ああ、それなら後で一緒に野営に必要なものを一緒に買いに行こうか」
「あ、はい!いきます!」
何気に野営道具はまだ何一つ揃えていない。
魔除けの香炉は買ったけど、それは野営だけに使うものでもないし。
「私は今日の昼から少しギルドの会合がありますのでご一緒できませんけど、良いお店がありますので途中でお教えしますね。屋台が沢山並んでいる市場のすぐ近くです」
「ふぇ?……エミリアさんは昼から居ないんですか?」
どうしたのだろうか?
エミリアさんがいないと分かった途端にプリシラの頬が赤くなった。
まさか俺と二人で歩くのが恥ずかしいなんて今更な事はないだろうに。
なんてったってほゞ毎日二人で一緒に森を歩いているんだし。
「どうした?」
「い、いえ……なんでもありません!」
ぶんぶんと顔を横に振りながら否定をするプリシラ。
それを見やってエミリアさんはプリシラに笑顔を向ける。
「ふふふ。何でもありませんよね? ではそろそろ良い時間ですし、行きましょうか」
「はあ……」
「い、行きましょう! 行きますよ、カズマさん!」
「お、おう」
無理やり俺の背中を押しつつ出かけようとするプリシラ。
またもや何かうやむやにされたような気がしたけど、まあいいか、女の子だし男には分からない事なんて幾らでもあるさ。なんて思い直してエミリアさんとプリシラと一緒にヘルリュミのお店へと向かった。
両手に華だなーなどと鼻の下を伸ばしながら。
そして因みに俺だけではなく、プリシラのステータスもペトリ。
【プリシラ】
【ヒューム】【15歳】【Lv27】
ATK=22+12 MATK=191+38
STR=22 INT=161+30
AGI=79 DEX=126
VIT=84
DEF=84+70 MDEF=161+41
所持金2,700,000
次に仕送りをするのは300万ゴルド溜まってからだそうだ。
というか魔法攻撃力が半端無いな。